みなさん、ご機嫌いかがでしょうか。
そして夷也荊さん、初めまして。丘灯です(ΦωΦ)
頃合いだと思い、拙作「鹿狩のカムイウタラ -Rise of the Fallen-」について質問を受けたのでそれについて返答したいと思います。
わたしは北海道生まれの日本人...非アイヌです。いつもその道を知っている方や、アイヌの方々が眉を顰めるような作品を書いていると自覚していて本当に申し訳ない所存ではあります。
今回序盤におけるキーワードについて違和感を持たれたようですが、それは私が、アイヌに詳しい方々が違和感を持つよう意図的に仕込んだものであり、よってそれを持たれたあなたは正しいです。
というよりも、恥ずかしながら自分はあまりその道に詳しいわけではなく、自分なりの経路で下調べはしていますが、今のところあまり活かせてないかもしれませんね。
よろしければこれ以降も文化的な話題について共有していきたいなと思う所存です。呆れられたならそれでいいですが、自分も自分の物語をより説得力のある作りにしたいと思っておりますので考慮いただければと思います
1つ理解していただきたいのは、この小説は「並行世界ファンタジー」であり、日本文化や歴史、またアイヌ歴史文化に、丘灯が考えたifによって歪められています。
その”if"のひとつは、「霊的存在が意思を持ち、人間とそれを共有することのある世界」ということです。
その世界の仕組みを持つ地域の一つとして、北加伊道、もしくは日本列島がある、というわけで、すなわちこの物語におけるアイヌ、もしくは日本人は、我々の生きているこの世界とはまた違ったありようを持っています。
なぜそのように乖離してしまったのか。
では真の人間(アイヌ)のありようとは何か。
それこそがこの「鹿狩のカムイウタラ」シリーズのテーマです。
ご存知のように、アイヌが君主国家と国家権威として主神を持つこと。それは正しいありようではないのでしょう。ところが、ミラルとセポの生きる世界ではそれが当たり前となってしまった。その経緯や意図については、まだまだ第1部も序盤...... 追々語っていきたいところではあります。
今回は誤解を招くような作品作りをしてしまったことについてお詫び申し上げます。ただ大まかな所に置いてこれは私の意図したものであり、ひょっとするとアイヌの方々の尊厳を傷つけるものではあるかもしれませんが、あくまで虚構物語の過程における必要なところというところでご理解いただければと思います。
そして、これからは捕捉説明を真剣に書くこともやっていきたいが、もっとアイヌ文化方面において監修してくださる方がいたらなあ...... と思うこの頃です。
まだまだ疑問点がお有りかと思うので、以下コメント欄で受け付けます。......返答できる程度であれば。