昨年は小説「笑い袋」を完結させたのみで、執筆作業がかなりスローペースでした。パンデミックの襲来で、私たちの生きている世界は大きく変わろうとしています。人類に変化が避けられないのなら、これまでの歴史を教訓により良き方向へ世界が変わることを願います。ここに発表した小説の中で、現代を舞台にしたのは「空の鏡」と「笑い袋」の2作ですが、東日本大震災もコロナ禍も小説世界は遭遇していません。これから発表する小説に、東日本大震災やコロナ禍が反映されるかどうかはわかりませんが、またご興味を持ってくださり、読んでいただけましたら幸いです。