暑い日が続いて、なかなか筆が進まない毎日です。
今回は前から予告していたとおり、投稿作品を振り返ってみようと思います。
「Overhuman」
連載第一作目です。
近未来を舞台としたバトルもので、闇組織で働く男の上司と女の部下の話。
もしかしたら自分の作品の中では一番デキがいいかもしれません。
それと言うのも導入部分がそんなに長くないからですね。
いや設定の説明に三話も使ってる時点で長いんですけど、他の作品は説明じゃなくて導入が長すぎるので。
ただ登場キャラクターが多すぎるのと、細かい説明が必要なガジェットが多いのが、どうなのかなと思っています。
かなり説明をすっ飛ばしたりしてるので……。
でも、細かく書いていると冗長になってしまうので、この加減は難しいです。
「竜の宝玉」
連載第二作目です。
流浪の騎士物語の短編集で、気が向いた時に続きを書こうと思っていますが、なかなか書けていない状態です。
特に最近は長編を書いていたので。
内容的には特に言う事はありませんが、騎士物語なだけに前時代的な表現があります。
ぶっちゃけて言うとパターナリズムですね。
それが鼻につく人はダメかもしれません。
短編集なので、気軽に読めるとは思います。
「悪夢の村」
連載第三作目です。
復讐ものというか、犯罪ものというか、こういうのって何て言うんでしょう?
復讐でも犯罪でもあるんですが、復讐ものとも犯罪ものとも言えない、この、ジャンルの分類に困るヤツ。
まあ私の作品はそんなのばっかりなんですけど。
そんなに長くないですが、内容が内容だけにオススメできません。
「O'wil【オーウィル】」
連載第四作目です。
異星人と戦う巨大ロボットもの。
主人公がロボットに乗るまでが長いのが最大の欠点です。
この欠点は続編でも解決していません。
いや短くしなければいけないとは思っているんです。
ロボットものとか特撮とか、「導入・バトル・決着」というパターンがあって、それを意識すると……まあ失格ですね。
こんな企画通りませんよ。
それでも私の作品の中では短めにまとまっている方です。
「僕は青かったと言い、君は赤かったと言う」
連載第五作目です。
ジャンルはホラーにしたんですけど、この程度はホラーでも何でもないんじゃないかという思いがあります。
ああいうのはマンデラエフェクトと言うらしいですね。
一話で簡潔にまとめられると良かったんですが、どうもそういう才能がないもので、困ったものです。
「超兵器NEO」
連載第六作目にして初の続編です。
同じくロボットものですが、こちらは作風がちょっと違います。
ただ相変わらず導入が長くて、前作「O'wil【オーウィル】」から全く進歩していません。
言い訳をさせてもらうと、改善するつもりはあったんです。
実際に書き始めると長くなってしまっただけで……。
せっかく書いたからという思いが、取捨選択を難しくしているんでしょうか?
主人公が甘すぎるのもどうなのかなと、振り返って思います。
だからと言って厳しくしたり殺したりするのも違う気がするので、こういうのは難しいですね。
「ゲームブック式迷路」
第七作目です。
連載という形式ではなく、リンクを踏んで迷路から脱出する読み物です。
完結後に読んでいただける作品があまり無い中で、これは割とチャレンジしてくださる方がいらっしゃるみたいです。
二作目も途中まで書いているんですが、リンクが複雑になりそうで難しいです。
「Fの救世主」
第八作目です。
異能バトルもの……と言うほどバトルはしてません。
なんでもかんでも全部ぶっこんだ結果、最長の連載となりました。
サブキャラクターのサイドストーリーや前日譚を交えながら、丁寧に話作りをするべきだったかなと思いながらも、そこまでやれる気力はありませんでした。
これこそもっと取捨選択ができていれば……と思いますが、本来捨て去るべき部分まで、書きたい話を全部詰めこんだものを書いたという事実が、私にとっては重要だったのです。
需要は無さそうですが、スピンオフ的な話を書こうかなと思っています。
もし書く場合は単独でも作品として成立させたいので、関連は匂わせる程度にしておきたいと考えています。
「勇者タケオの苦難」
第九作目です。
一発ネタのなんちゃってファンタジー。
最も手軽に読める作品ですが、話の展開とかオチとか、もうちょっと改良の余地があったと思います。
私はお笑いを見ていてもオチが弱いと気になるので、どれだけ笑えたとしてもオチがなぁ……という気分になることがあります。
逆にオチだけキレイでも笑えなければしょうがないので、やっぱりお話作りは難しいですね。
「ノルダン王国滅亡記」
第十作目です。
ダークファンタジーってカテゴリーで大丈夫なんでしょうか?
今ひとつダークに振り切れていない感があります。
表現の限界を目指すわけではないのですが、もっと残酷に無情にならないと、本物のダークファンタジーにはならないんじゃないかと勝手に思っています。
いつか、もっとダークに振り切ったお話を書こうと思います。