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十作目について

新年度を迎え、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。
私の方は良くも悪くも相変わらずです。
新連載が早かったのは、前作の下書きが割と早く終わって、連載している裏でちょこちょこ新しい話を書いていたからです。
十作目はダークファンタジーです。
ダークなだけに明るい物語にはなりません。
70話ちょっとの中編になります。

このご時世にフィクションでも戦争を扱うのはどうなのかとも思いましたが、非現実的な悪魔と人間との戦いということで、切り離してお考えいただければ幸いです。
魔法は登場しませんが、現実的でないことは起こります。

最近書いた作品を振り返ると、なんか少年がつらい目にあってばかりだなと思います。
物語の主人公とは、大きな試練を乗り越えて劇的に活躍するものだという思いこみがあるからでしょうか。
新年度の門出にふさわしいとは、とても言えないような作品ですが、よろしくお願いします。

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