「偽りだらけの花は、王様の執着に気付かない」は12/11更新分で第一章完結となります!
その次の更新12/14分から第二章始まります。
まだまだ前途多難な2人ですが、最後までお付き合いいただければ幸いです。
第二章あらずじ~~~
冬の終わり、シャーロットとティルスディア(=サファルティア)は、結婚してすぐの頃に行けなかった新婚旅行に行くことになった。
温泉で有名な観光地であるサマギルム島で、2人は日頃の疲れを癒し、甘い時間を過ごしていた。
日程の半分が終わる頃、サマギルム島周辺にある群島領主達がシャーロットに謁見を求めてきたことにより、シャーロットは渋々仕事する羽目になった。仕方がないとわかっていても放置されたティルスディアは、領主夫妻に勧められた庭園を散歩することに。
そこで彼らの息子のルーディアと出会う。
シャーロットの側妃であるティルスディアに一目惚れしたルーディア。そんなことには気づかず、シャーロットのいない寂しさを誤魔化すためにティルスディアはルーディアと楽しいひと時を過ごすことになった。
それを見たシャーロットが嫉妬で激怒し、ティルスディアを謹慎させ、さらには睡眠薬で5日間も眠らせるという暴挙に出ると、眠り続ける彼を連れて王宮へと戻った。
王宮に戻ったシャーロットの元に、ひとつの報告が上がる。
—―キャロー領前領主、ジョルマン・キャロー公爵夫妻は事故死ではなく殺害である。
当時のキャロー公爵家を調べていくうちに、国家を揺るがす大事件が起きようとしていたことが明るみになる。