ようやく、最終章。青春怪異譚。
うっかり更新したエッセイから最新作を取り返しました✧◝(⁰▿⁰)◜✧
カクヨムコン9に出品……エントリーかなしてますんで、この開催期間中に終わらせたい所存。
春夏秋冬を書こう、合間に閑話をいれようと決めてました。冬が終わったらモラトリアム終了卒業蛍の光というわけではないですけど、一区切りです。
こういう設定はサザエさん方式で延々と続けられるものですが、ストーリーのネタは枯渇します。閑話みたいなのを続けられませんし、私はこういったオカルトの引き出しが少ないのです。
秋はクローズドで規模も小さく内向きの話としてました。なので、冬はおもいきりオープンフィールドでいきます。
さて。
改題したタイトルはいかがでしょうか、どないやろか。
別サイト、まあ小説家になろうさんですけど、はもう少し長いタイトルにしてますが、変えたあたりから見に来られる方が増えました。偶然か否か。
そこまでweb小説的なタイトルでもないので、中身との齟齬はないはずです。軽めに書いてるつもりの話ですが、様々な方に『重い』『難易度高め』と言われたので、一部の方には軽くないようで(苦しい)
いやでも私の中では軽めの文体なんだ。
それはともかく、以前も記載しましたが、追記タイトルのミソは公族大夫という単語ですね。といつかそのつもりです。
中国らしい単語、春秋時代らしい単語をいれたく、うなり、結局、『公族大夫』という極めてマイナーな単語になりました。が、士匄はじめ出てくるレギュラーたちは公族大夫だし、なんかようわからんけど中国ぽい! て思われそうだから、いいかな、て思ってます。
一応補足しますと。
公族大夫とは。
春秋時代だけの身分です。
さらに。晋だけの呼称です。
本来、公族というのは君公の一族を指します。君主の弟、次男三男など、傍系の一族で、そこから有力貴族が生じる時代です。
が。晋はお家騒動内覧の果てに、跡継ぎ以外の公族は本国に置かない!としてしまいました。
それでお家騒動はおさまったのですが、今度は有力貴族があやふやになり、人事争いが勃発。
まあ、色々会った上に
『今、六卿になってる家系から大臣候補最初から作っておこう、公族大夫という身分にしよう!』
と、決めてしまったのです。
こうして、士匄や趙武など、固定された氏族が大臣職を独占することになりました。
本来意味する『公族』ではない氏族の跡継ぎを『公族大夫』という身分に据え、領地を与え、特権階級にする。晋独特の人材確保&育成制度で、大臣の質は安定したのでした。
詳しくは父の仇に許されたの66話とかそのあたり読んでください。65話か66話だったはず。
まあ、そういった、公族大夫という言葉。
聞き慣れないですが、四文字熟語ぽい、公族て公爵とかそういう身分かな? 大夫て中国ぽいね、で雰囲気出てるといいなあ!