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日本の作品の多様性は?

「この間はディズニーの話をしたけど、日本の多様性についてはどうよ?」
「日本ってほぼ日本人だけだし」
「でもさ、最近は偏ってない?」
「そう? だってプリキュアには男子も出てるし、戦隊モノでも……」
「でもみんなイケメンとか美少女とかじゃない?」
「それはビジネス上その方がいいからだから」
「でも昔のアニメとかそうじゃなかったじゃん」
「昔のアニメ……」

「昔は主要メンバーの中に必ずデブとチビがいたよ」
「必ずって訳でもないんじゃ……」
「でもよく配置されてたでしょ。ドラえもんとかそう言うテンプレじゃん。ドラえもんて逆にイケメン枠の出来杉君が全然目立たないポジションで、今だったら考えられないよね」
「確かに。主人公じゃなくても目立たないキャラに配置ってないよね、今だったら」
「昔の日本のアニメのキャラ配置でこれぞテンプレって言えばガッチャマン」
「えっと、熱血主人公にクールイケメンに美少女ヒロインにパワータイプのデブに小賢しいチビだっけ」
「小賢しい……まぁそうだけど」
「最近そう言う配置ってあんまり見ないよね」
「まぁ……」

「思えばアレが日本の多様性だったと思うんだよ。今はデブやチビはメインキャラになれない」
「いや、そんな事はないと思うけど」
「でもそう言う作品は減ったでしょ。なんで主要キャライケメンばかりにしてんだよって言う」
「まぁ、時代の流れ……?」
「そう言うのどこから始まったんだろうなと思ったんだけど、やっぱ聖闘士星矢あたりからかなあ?」
「確かに星矢はそんな感じする。ムキムキのパワータイプキャラもいたけど、メインキャラにはいなかった」
「大人の中に子供が混ざるって言うのって、昔は子供向けを意識してたからじゃない? 玩具を売らなきゃだし」
「名探偵コナンはそれで成功してるしさ、大人の中に子供が混ざる手法が今では通じないって事はないよね」

「デブと言えば、デブ男子キャラはたまに見るけどデブ女子ってそれがテーマにでもならんと見ない感じやね」
「魔法使いの嫁とかに出てたやん。ブサイク女子ならちびまる子ちゃんとか」
「でも数は少ないっしょ。別に必ず出なきゃいけないって事はないんだけど……」
「今後は増えていくかもだよ。だって昔は眼鏡キャラも不遇だったんだから」
「昔のメガネ女子のメガネって外すと美人になるギミックでしかなかったよね。メガネキャラはメガネをかけているからこそ魅力的なのに。それを外そうとするとはけしからーん! メガネの魅力が浸透した今はいい時代だよ」
「そうそれ! 今後はぽっちゃりフェチがぽっちゃりを強く推していく時代が来るかもだよ」
「あ、これ性癖の話だった?」
「あれ?」

2件のコメント

  • 実はゴレンジャーも「小賢しいチビ」の代わりに「生意気な新人」が入ってる形のガッチャマンフォーマットなんですよね。
    あと、コンVとボルテスの五人組も。
    あと、さりげなくガンダムのメインも実はガッチャマンフォーマットだったり。
    主人公アムロ、ライバルがブライトとカイに分裂、ヒロインがセイラとフラウに分裂、デブがリュウ、チビがハヤトという。
  • 結城藍人さん こんにちは。

    ゴレンジャーのような戦隊モノは多様性に配慮されていますよね。昔はそう言う作品が多かったように思います。今は売れそうなキャラでまとめてしまいがちですからねえ……。チーレムとか(汗)。
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