決まった数の数字が
世界を少しずつ整えていく
見えない世界から波のように
揺れている
僕は見ている
ただ見ている
真昼の月のように
虚空を見つめる猫のように
小さな動きがやがて
何にも壊せなくなって
それが兆しになって
光が広がって
新しい段階は
限界を越えるとやってくるんだ
堰を切ったように
全てを破壊しながら
どうすればいい
ずっと警告を聞いてこなかったのに
いまさら間に合うとでも
何も受け入れられないのに
見えている人には見えていても
見えている人にしか見えてはいない
嘘で作った壁は正しく全てを隠していく
だから予言は当たってしまうんだ
もうとっくに始まっているのに
みんなバラバラにされてしまっているから
それでいいと思う人ばかりさ
理想なんて無意味だとやる気もなくて
何を求めているの
奴隷のままでいいの
人に聞くばかりでいいの
口を開けてずっと待ってるの
昔見た不安の景色は
もっと昔に滅んでいたはずの幻
常に計算は狂っていく
信じる事を信じなければ道は生まれていく