これは先日目にした意見なのですが、お金があったら贅沢は体験しておいた方がいい。その経験はいずれ役に立つから。と言うのがありました。例えば高級レストランでの食事だとか、クラシックのコンサートだとか、オペラの観劇だとか、歌舞伎だとか、一流のホテルでの宿泊だとか、海外旅行だとか……。今の御時世では難しいものもありますけど。
創作においても、そう言う経験があるのとないのとでは描写の幅が違うと思うんですよね。経験出来るものは何でも経験しておいた方がいい。勿論お金のかかる事以外でもね。アウトドアの体験とか。創作者はインドア派の人が多いから、未経験の事柄も多いのではないでしょうか。一人旅もまたいいものです。後は人との交流。これも経験ですよね。真面目に何かに取り組んだり、バカやったり。ずっと引きこもっていたら、表現の引き出しを開けても使えるものが少ないですよと。
昔はね、マンガでもお金持ちは必ず一人は出てきて贅沢描写が大抵はあったものです。今の漫画で贅沢描写はあまり見られなくなったのではないでしょうか。それは経験していないから想像がつかなくて描写出来ない、って部分が多いような気がするんです。今はプロでさえこれですからねぇ。
別に借金してでも色々しなせえとはいいません。ただ、何かお誘いがあったなら積極的に参加してもいいんじゃないかな。もちろん自分から動くのも当然ありです。こう言う作品を書きたいからこう言う体験をしようってのでもしいし、創作関係なく新しい事に挑戦するのもいいでしょう。何もしないままに時間だけが過ぎていくのはね……ちょっと勿体ないかも知れません。
などと、そんな事を思ったりもしたのでした。そう言う内容を書いている私自身が引きこもりで、体験した事のないものはほぼ妄想のいい加減な描写でお茶を濁しているのですけどねー(汗)。