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青空に心飛ばして

 言葉の光が乱反射している
 朝の窓からは可能性ばかりがまぶしすぎて
 昔の自分の幻がいくつも重なって見える
 賑やかな声はどこからも聞こえないけれど

 青空は何もかも綺麗にしてくれるから
 見上げる事をやめてはいけないんだ
 風が吹いて少し肌寒くもあるけれど
 深呼吸して新しい自分に変わっていく

 昨日見えた真昼の月
 今もこの空のどこかにあるだろうか
 ゆっくりと雲が流れていく
 手を伸ばしても触れはしないのに

 昔の思い出と今の現実とその更に先
 一方通行の線路の向こう
 海があるのか山があるのか街があるのか
 きっとこの空だけは続いている

 世界がここにあると言う事を
 ここが世界の一部であると言う事を
 全てが繋がっていると言う事を
 青空は何も言わずに教えてくれる

 無限の空は精神世界の投影
 何でも入る魔法の宝箱
 夜の星空も素敵だけれど
 昼の青空も希望に満ち溢れていて

 どこまでもどこまでも飛んでいく
 心の翼を広げて高く高く
 きっと昔から憧れは続いていた
 全てが明かされたその先でもずっと

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