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秋のお誘い

 優しい陽射しが体中に絡まって
 おいでおいでって僕の腕を引っ張るんだ
 可愛らしい子犬のような無邪気さで
 可愛らしい子猫のような気まぐれさで

 見上げれば秋の空がスーッと伸びている
 鼻をくすぐる金木犀の香り
 イチョウは黄色く着飾っていて
 風がくるくると踊っている

 な~んにも考えずに踊ろうか
 るんたったったるんたったった
 心がこの先の展開も知っている
 季節の導きに従って
 
 聴こえてくる音楽は透明な調べ
 心の奥から湧き上がってくる
 実りの秋の豊かな気配
 世界中が喜びに満ち溢れている

 何もかもが素晴らしく見えるよ
 黄金の光が風に揺れている
 だから嬉しくなるんだね
 遠い空から祝福が届くんだね

 コスモス達が揺れている
 ススキ達も揺れている
 アワダチソウも揺れている
 豊かな色で満ちていく

 僕はどこまで歩いていこう
 きっと何を選んでも正解なんだ
 心が知らない場所を求めている
 今日はそんな旅の第一歩

2件のコメント

  • ほっこりです。
  • いすみ 静江さん おはようございます。

    詩の感想が届くとはびっくりです。今回は明るい内容だったからかな。ほっこりしたようで良かったです。コメント有難うございます。
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