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伏線を明かさずに終わるのも面白いかも

 私、伏線を考えたら全部明かさないと気がすまない派だったのですが、最近はちょっと考えが変わってきましたね。伏線、隠された設定はいい加減にせずにしっかりと考え抜いて筋を通し、作品内での理屈には合わせるのですけど、それを作品に全部出す必要もいないかなーって思うようになりました。ちょっと匂わせはしてもはっきり書かない、とかね。
 大事なのは物語なので、そっちを優先しようかなと。

 例えば、一人称の話で言うと、色んな事情が絡んで主人公がその状況になっているんですけど、主人公の知っている情報しか説明しないとか。その方が物語として自然でしょう。

 これを全部説明しようと頑張っちゃうと、主人公何でも知っている博識な先生なの? 本当に女子高生なの? みたいな不自然さが出てきちゃいます(汗)。過去にそう言う作品を読んだ事があるんですよ。あの作品は色々と勿体なかった……(遠い目)。

 勿論適当に作った設定が以前の設定と整合性が取れずに有耶無耶になってしまったので適当にごまかすぜーってのはダメです。そう言うのは最後の手段としましょう。
 しっかり考えた上で物語に必要な分だけ描写する。後は気付く人だけが気付く。名作ってそう言う風に出来ていますよね。説明ゼリフがないので明言されていないけど、この展開から考えるとこう言う事だ! って分かるみたいな。
 
 私もそう言う作品を目指したいと思います。まだ今は説明過多になりがちですけどね。そこら辺も減ししていきたいなぁ。
 とは言え、減し過ぎも伝わらないのでマズいのですけどね。

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