今日(※執筆時)は日々徒然雑記に映画『AI崩壊』の感想を書いたのですが、
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881340840/episodes/1177354054894150146 機械の暴走と言う点では、この映画とパトレイバーの劇場版1作目のテーマって似ていると思うんですよね。そんな事を入浴中に思ったんだ。
AI崩壊では名言らしきものが何ひとつ出てこなかったような気がするのだけど、似たテーマのパトレイバー劇場版1作目には名言が多かったなぁ。
特に一番印象に残っているのは榊班長の言葉やね。
「人間の側が間違いを起こさなけりゃ機械も決して悪さはしねえもんだ」
うろ覚えなので詳細は違うかも知れないのですが、これが全てだと思うのですよね。AI崩壊でも、今回暴走するAIは自分で暴走を選び取った設定ではないんですよ。むしろ暴走しないようにプログラムは組まれていた。
それなのに、映画の最後でこの騒動を引き起こした張本人はAIはいずれ暴走するぞと脅してるんですよね。自分が暴走させたのにですよ。全然言葉が響きません。自分が催眠術をかけて人が狂い出したのに、人はいつか狂うかも知れませんとかドヤ顔で言っているようなものです。聞くに値しない小物オブ小物の言葉ですよ。
この映画が響かない理由にこの薄っぺらい警告もあるのかもねぇ。
AI崩壊に出てくる悪党には、榊班長の爪の垢でも煎じて飲んで頂かなくてはなりませんな。悪いのは人です。いくらAIだからって機械が勝手に悪さはしませんよってね。