私が好んで聞いているラジオ番組に『和田ラヂヲの聴くラヂヲ2』と言うのがあるのですけど、ある週のお悩み相談のコーナーで小説がネタになったんですよ。その後の話の展開で、小説を書くのはハードルが高いでしょって事になりました。何故ハードルが高いのかと言うと、その理由のひとつに小説は物語を1から書き始めないといけない。漫画は途中からでもOKって言う説を挙げていたんですよね。
確かに漫画は途中から描き始めても、スタイルによってはそれが許されます。ラヂヲ先生が得意なシュール4コマとかだと、そのシチュエーションだけを抜き出して書かれても全く問題なく読み進める事が出来ますよね。流石にストーリーマンンガでそれはご法度だとは思いますけど。
で、小説では途中から始められないのかと言えば、実はそんな事はないんですよね。勿論長編作品では許されないかも知れませんけど、短編小説なら途中から始めても案外大丈夫だったりもします。
途中から始まりそのシーンだけで終わると言えば、私の好きな作品にこう言うのがあります。
※注意。ここに小説はありません。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881122530 作者の人はここに乗せてある作品を小説ではないと書いていますが、とんでもないです。しっかり小説です。読むだけで勉強になります。技術向上を目指す人は参考に読んで欲しい作品群です。どの話も途中から始まって途中で終わっているのですけど、確かな筆致で書かれているので凄くイメージが広がって面白いんですよ。
と、言う訳でですね、小説だって途中からでも書けるんだけどなぁ。と思ったので今回はそれをネタにしてみました。私もシュール4コマみたいな短編をいつか書いてみたいです。それにはまずシュールな発想を身に着けないとですなあ。