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一人称心理描写のみって書き方、実は結構メジャー?

 私、一人称の小説を読むの、結構苦手です。上手な人はあまりそれを感じさせないのですが、中には結構読むのが辛い作品もあったりするからです。

 以前、台詞と心理描写のみで小説を書いている方がいらっしゃいまして、読んでいて大変苦痛でした。同じ感想を抱いた人も多かったのか、それともそれ以外の要因が大きかったのか、その小説の評価はあまりよろしくはありませんでしたね。

 一人称の小説の一番の利点は主人公の心理描写が出来るところです。だから心理描写自体はあって当然ですし、ないのは逆に不自然です。
 ですが、地の文のまったくない一人称小説ってどうなのでしょう? もしかしたらその小説を書いている本人からしてみれば、それは地の文として書いているかも知れません。

 多分以前にも似た内容の事を書いたとは思うのですけど、わざわざもう一度同じ内容の文章を書いているのは、心理描写過多の作品にまた出会ってしまったからなのです。もしかしてこう言う書き方って割とメジャーだったりするのかな、と。

 その作品も評価的に言えばあまり評価されておりませんでした。そこから考えてやっぱり心理描写過多は多くの人にとって好まれていない事がうかがわれます。その点はちょっと私、ホッとしているのですけどね。

 もし心理描写過多の作品が受ける時代となったら、私の感性は時代に取り残されたって事になるのでしょうなぁ……(遠い目)。

3件のコメント

  • 軒下瑞燕さん こんばんは☆彡

    情景描写過多は私は好きですけど、そこまで行くと単純に好みの話なのかも知れませんね。
    個人的に一人称の話を読むのが苦手みたいです、私。三人称が読みやすいですよね。古い人間だからでしょうか?

    要はバランスなので、そればかりと言うのが馴染めない理由なのかも知れません。心理描写と言っても一人称でも主人公しか描けませんし、登場人物全ての心理を描いてしまう作品は小説では不向きですよね。漫画ではよくありますけど。

    心理描写過多が主流にならない事を願います。もしそうなってもそれ以外の作品も書かれ続けるでしょうし、そう言う作品を読めばいいだけの話なのでしょうけどね。
  • 心理描写は難しいですよ。実は。

    なんせ誰もが日々経験している事柄ですので、自然さという点において、これほど皆が詳しい事柄はないです。

    なので、都合に合わせた思考を、展開優先とかで書いてしまうと、途端に不自然な思考になり、そうなるとその心理描写はとても読みにくいものになるんですわ。ヘタクソな描写というヤツです、いわゆる。

    心理描写は、読者が完全に自分と重なるほど普遍性が要求されますんで、実はすごく難易度が高いんですよ、丁寧に書けば書くほど。理屈としては「コールドリーディング」に詳しいですので、興味があれば調べてみてくださいね。(^^)
  • 柿木まめ太さん こんばんは☆彡

    そうそう、心理描写の不自然な作品が読者を微妙な気持ちにさせるのでしょうね。私もそこが一番引っかかっているような気がします。

    読者を自然に読ませる心理描写、突き詰めるとこれはすごく難しそうですね。コールドリーディング、機会があれば軽く調べてみます。
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