カクヨムの縦組みがホイール操作に対応しましたね。それまでもシフトキーを押せば対応していたのですが、ホイールを動かしただけで文字が流れる方が楽です。運営さん、素早い対応を有難うございます。これでますます巻物感がアップしましたな。
さて、今回の本題なのですが、ズバリ作品の台詞回しについてです。ある作品の台詞回しが個人的に合わなかったんですよ。ただそれだけでその作品にのめり込めなくて……(汗)。
普通はそんな事はないので、この作品がよっぽどと言う事でもあるのですけど、セリフもまた小説の要素として重要なんだなとこの時に思った次第です。
地の文章の出来が良くても、セリフが台無しにする事ってあるのだなあ。
いいセリフの応酬は読んでいて気持ちがいいですものね。過不足なく適切で、それでいてそのキャラに合っている。特に会話文が延々と続きやすいラノベ的な表現に置いてセリフの質は重要です。ライトな作品ほどセリフに気を使った方がいいのかも知れません。
私はリアル会話を想定してあまり長いセリフは書かないんですよ。ミステリは仕方ないにしても、普通の会話の一言一言って大抵短いですよね。何かを説明する時くらいでしょうか、話が長くなっちゃうのは。
会話はテンポやリズムも大事で、いい作品はそれがばっちりハマっています。未熟な作品は整っていないんですよね。そこはしっかり意識して書いて欲しいと思います。こう言う感覚を磨くには朗読が一番でしょうかねぇ。
個人的に合わなかった作品もこのテンポやリズムが合わなかったんですよ。心の中で音読をしていてどうにもしっくりこない。感性の違いなのかも知れませんけど。
そこを直せばもっと人気が出るのになと思ったりしましたね。