明日で、東日本大震災からちょうど六年目になるのだそうです。
ということで、終わりましたね、「〈魔弾〉の射手」。
「なろう」では受けない要素をこれでもかとぶち込んだ作品でしたが、最後まで読んだ方の印象はどんな感じなのでしょうかねえ。
なにか思うところがありましたら、感想欄にでも書き込んでください。
例によっていいたい内容はすべて作品内にぶち込んでいるので、作者としてこの作品についてここで語るべきことは、なにもありません。
あ、ひとつだけあったか。
「東京迷宮」のシリーズをこの作品しか読んでおらず、なおかつ早川静乃のその後に興味がある方へ。
とりあえず「ふかけん!」という作品を読めば、静乃の大学一年生時代を知ることができます。
ただ、シリーズ全体としてみると、長編三作目にしてようやく、探索者に死者を出せたということと、それに過去の探索の様子を部分的にせよ描写することができた作品になります。
過去の二つの長編だと、作品のカラーとして迷宮のシビアな部分を直接描写しにくかったわけで。
部分的であるにせよ、専業の探索者が働く様子とか、過去の探索者周辺の様子がようやく描写できたなあ、という思いはあります。
作品世界の設定や小ネタはまだまだいろいろと構想しているのですが、なかなかそれを表に出す機会がない。
いや、そんなこというのならばもっと書くペースを早くしろよ、ってことですが。
まあ、書きたいネタがいくらあっても、執筆時間は限られているから、こればっかりは地道に順番に書きあげていくしかない。
ということで、次の「東京迷宮」シリーズ長編はは2016年が舞台で、おっさん探索者が主人公になります。
まだ書いていないのですが構想段階では結構長めで、「更新形式はどうしようかなあ」と思案しているところです。
おそらくは、区切りがいいところまで書きあげた端から順次更新、という形にするのがいいのかなあ、と、今の時点では考えています。
それと並行して、同じく2016年を舞台にした「専業探索者一年生としてやっていくことに決めた某氏」に焦点を当てた長編も発表できればいいなあ、とは思っているのですが。
さて、実際にはどうなることやら。
とりあえず、このシリーズはまだまだ続きますので、興味のある方は気長にお待ちください。
あ。
このシリーズの短編については、なにかネタを思いついたらその場で書いて公表していきます。
そのため、いつどんなタイミングで発表をするのか、わたし自身にも予測できません。