ヤンキー女子が完結しました。次回から新しい小説です。
28話、長かったです。ですが場合によっては続行で続くかもしれません。そんな時を期待しています。
それでは完結の超短編小説です。
ヤンキー女子が完結したことでこの物語の赤沢水火は、睡眠中、夢の中で赤いドレス姿でショッピングモールに立つ。
そのショッピングモールにはお姫様グッツを売る店が多い。
「本編が完結したのに……こんなショッピングモールで……」
そこに身長145センチの小柄な美少女が水火の側にやってくる。彼女は金髪のロングヘアーで黄緑のドレスを着て緑のハイヒールを履いている。
「金髪の……お姫様?」
その美少女は水火に話しかける。
「赤いドレス? あなたってお姫様?」
「そうなのかな? 旦那さんは小柄な王子様って感じでも私はお姫様と呼ぶべきかな?」
「王子様が旦那⁉ その時点でお姫様じゃない⁉」
「そうなんですか?」
「そうよ! ちなみに私はそんな本物のお姫様を目指すレーモン。レモン大好きで将来は王子様と結婚。この髪色はレモン色よ」
「そうなんですか。髪色レモン色はどうでもいいです」
「どうでも良くないわよ。金髪だと思ったでしょ?」
「あの……実は……はい」
「はっきりしないわね、私は髪色を金髪と呼ばれるのとはっきりしない人は嫌いよ」
「それは何故ですか?」
「金髪ってエルフと間違えられたり、はっきりしない人はイライラすんのよ」
ヤンキー女子が終わってこんな感じでいいのかと思う水火。
「はっきりもなにも……話が理解できないです」
「いいわ。はっきり言うわよ。次回から、私が主人公よ!」
「つまりバトンタッチですね……」
「そうね、あと私前世男だけどね」
「まじですか?」
水火はドン引きしている。男がお姫様だなんて考えられない。
「何よ。転生後に女の子になったから夢を叶えられるのよ!」
「分かりました。後はよろしくお願いします」
「いいわよ。それじゃあこれから、この私レーモンの活躍をよろしくね」
こうして不思議な話は終わった。最後の最後で水火は夢の中でも疲れたようだ。