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これが最後と思いながら20作も書きました。

 人生節目の古希を迎えるに当たって書き始めた小説も、これが最後と思いながら20作に至りました。歴史が好きなものですから、必然的に書く内容も歴史ものが多くなりました。
特に江戸時代は素材としては面白く、史実に沿って架空の人物を活躍させることが出来ました。そうした中には『刀鍛冶兆治の苦悶』、『赤鞘同心捕り物控え』(何れも当サイト未公開)などの別の物語ですが、どちらにも同じ人物が登場したりと好き勝手書いて参りました。 どの物語も緻密に展開を考えて書く訳ではなく、『役得人生』のように将軍と御台様の料理人を主人公として登場させると、後は筆任せで書いて行った結果があのような稚拙な物語となってしまうのです。全くテーマを持たなかった訳ではありません。
『褌担ぎの房吉』を描く切っ掛けは土俵上で倒れた来賓の救護に上がった女性(看護師)に「降りて下さい」とのアナウンス。人命救助を止めさせるという珍事に驚きと呆れから、江戸時代には女性が回しひとつで相撲を取っていたの思い出して書いたものでした。
また今回の『独裁者の末路』は世界中に蔓延る危険な為政者を別世界の中で捉えたものであります。
 この後20作目の『ぽん太とこの葉の気紛れ歳時記』をお読み頂きたいと思っております。

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