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「この祈りが瑛峰学院に届きますように」の公開


今日から第41回さきがけ文芸賞の落選作品「この祈りが瑛峰学院に届きますように」を公開していきます。

主人公ノエルはGMARCHクラスの大学付属校に通う男子高校生。学院の入口には宗教画があり、構内にはチャペルやバラ園がありますが、生徒たちは大学進学が「ほぼ」保証されているため、怠惰に暮らしています。あまりにも怠けすぎてしまい、推薦権ぎりぎりになる生徒もちらほら。ノエルは、そんな生徒たちにノートコピーを配ってしまう天然キャラです。
宗教画家の巨匠油谷レオは、息子のミケを米国に短期留学させるも、水彩画を作品として提出して帰国したことに憤慨。瑛峰学院大学の西洋美術科へ進学させることを思い立ちます。モデルのアルルを使って、ミケの身辺調査をさせると、ノエルとミケが同じ西洋美術科希望であることを判明。ここでノエルの絵が、巨匠レオの目に留まってしまいます。
推薦権と推薦枠、そしてそれらをめぐる寄付金に翻弄される瑛峰学院生たちの物語です。

お楽しみください。

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