『月曜日の方違さんは、たどりつけない』
https://kakuyomu.jp/works/16817139555056440728 長い間連載していました連作「月曜日の方違さんは、たどりつけない」は、今日完結しました。
今まで読んでくださった皆さま、おつきあいくださり誠にありがとうございました。
今までにしなかったことをしようと思い、ずっとやってみたかった連作短編という形式を試みるとともに、なるべくストレスのない楽しい読み物を、クオリティにこだわらずに気軽に書こうというつもりで始めたのでしたが、なかなか思ったようにはいきませんでしたね。
結局はいつもの書き方でいつものの物語を書いてしまったように思います。
ひとつには、書いているうちに、作者の意図した以上に苗村くんと方違さんが接近してしまい、思った以上に恋愛要素が強くなってしまったというのもあります。
書いてるうちに二人がくっつきすぎてしまい、何段落も削って書き直したのは一度や二度ではありませんでした。
そして恋愛感情が強まってくるとどうしても不安になったり悩んだりということも増えてしまい、連載後半は思ったより重い雰囲気になったように思います。でもこれはもう、しょうがないです。
季節のイベントや、学園生活の出来事もあり、わたしとしては今までになく楽しんで書いていたと同時に、「だめだ、これは失敗作だ」と、自分の筆力の無さになんどもなんども失望しながらの連載でした。
でもまあ、どうかな、書き終えることができたという事実に関しては成功なわけだし、出来不出来に関しては時間にまかせてゆっくり考えることにします。
とにかく何より、ここまでおつきあいくださり、二人を応援してくださった皆さま、本当にありがとうございました。心より御礼もうしあげます。