全12話を予定している「月曜日の方違さんは、たどりつけない」が第九話まで来て、ようやくゴールが見えてきました。戦略的には失敗作かもしれないけど愛着があるので、これは夏頃までに必ず完結させます。
その後の予定ですが、しばらくお休みしようかと迷っています。
わたし自身が、書くことの意味を見失いかけてる気がするからです。
理由はなんとなくいくつかあるようなのですが、ひとつはこの一年間のAIの急速な発展です。分からないけど、今年の夏ぐらいまでには、AIは人間が書いたのと見分けのつかない小説を書くようになるんじゃないかという気がします。まずはラノベやエンタメ、それからおそらく純文学も。
人間も物質であり自然発生した機械にすぎないことはずっと前から分かっていたことですが、小説を生み出すのに身体も心も魂も必要じゃない、要するにデータの量の問題でしかなかったのだという事実を目の前で見せられてしまったら、機械が一瞬で片付けてしまう作業を何ヶ月もかけて手仕事でやるというのはさすがにバカバカしい気がします。
そうなる前に「方違さん」をなんとか完結させてしまい、あとはしばらくことの成り行きを見守ろうかと思案しています。AIが完璧に書いてくれるようになれば、わたしはわたしが欲しい物語を自分で書かなくても、機械に書いてもらえばいいわけです。もちろんそんなものはわたしひとりで読むだけで、人前には出しませんが。
あと少しで完結しそうで止まっている「砂委員」はどうしたらいいのか、今のところは保留です。それこそ結末だけ機械に書いてもらう…なんてことは、しませんけど。
とうことで、しばらくいろいろ様子を見ながら考えます。
あくまでわたしひとりの考えです。馬鹿げてるとお思いでしたら笑ってスルーしてください。