『熟柿』
【作者】麻々子様
https://kakuyomu.jp/works/16816452219139402918幼い少女「私」の視点から語られるお話。
学校帰り、私はいつものように友人の和ちゃん家へ向かった。
和ちゃん家は大きな日本家屋で、裏庭があり、そこにはトイレと「離れ」と呼ばれる小さな部屋もありました。
その離れから感じる誰かの気配。そして和ちゃんからその離れには近づいては駄目だということを思い出す。
離れに誰かいる。正体不明の存在は、特に子どもなら興味関心が向いてしまいますよね。幼い少女ならではの危うい好奇心と恐怖心が混ざり合っていく。
タイトルにもある「熟した柿」もキーワードに、分からないという恐怖、そして無意識のうちに「ヤバいモノ」であると、読んでいる私たちに嫌な想像を掻き立ててくれます。
皆さまもぜひお読みになられてくださいね。