• 歴史・時代・伝奇
  • 現代ドラマ

扶桑型・伊勢型戦闘空母

日本海軍の扶桑型と伊勢型の両姉妹は、金剛型ほどの機動力はなく長門型ほどの火力・防御力もなく、戦艦の有効活用に活かしきれなかった。大改装を施すにも数々の欠陥から持て余すことが予想される。海軍はええいままよと思い切って戦闘空母への大改造を決めた。

大改造は主砲の前部集中配置、副砲の全廃と高角砲と高角機銃の新設(又は増設)に始まり、特徴的なV字型の二本の飛行甲板を携えると30機の艦上襲撃機を運用できる。艦載機は艦上爆撃機と艦上攻撃機も発艦のみ可能だ。飛行甲板を設ける際に従来の甲板を引っぺがす都合より主機関も新型に変え、かつ多少の軽量化のおかげで約30ノットを辛うじて確保している。

扶桑型と伊勢型が元より主力艦としてはやや劣るため、専ら上陸支援や挺身攻撃など、艦隊決戦には投入されなかった。それでも猛将に率いられて現場の独断と殴り込み、太平洋の海戦の数々に名を刻み続け、最期の最期まで意地を見せつける。

諸元(抜粋)
兵装:45口径四一式36cm連装砲2基4門(前部集中配置)
   65口径九五式10cm連装高角砲10基20門
   65口径九六式8cm単装高角砲5基5門
   九六式37mm高角機銃
   九四式20mm高角機銃
   九二式13.2mm高角機銃 
航空兵装:艦載機30機
     低出力油圧式射出機2基
最大速力:最大30ノット
     平時は25ノット 

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する