水森　凪

パレスチナ・イスラエル両国で医師をしてきたパレスチナ人医師が主人公の映画「わたしは憎まない」を見て衝撃を受け、書かずにはいられなかったエッセイです。彼はイスラエルに親友を持ち多く…

物心ついてから酷い夢遊病に悩まされてきました。しかし、成人すればほとんど消えるというそいつは高齢になっても激化するばかり。 その一例をご紹介します。治し方知ってる方教えてください。

愛していても助けられない　助けられないのに僕を許し　ずっといっしょよとささやく そんないとしい　死の運命にある彼女に捧げた詩 十年以上前に書いた小説の一部を手直ししました

某小説サイトで自分としては高い評価を受けた小説。やはり紙媒体として残したいという欲望が呪いの扉を開いた。

正直、どう生きるかは困難だがもどう死ぬかはある程度人は選べると思ってる。とはいっても突然の事故に病気、自死念慮、人生はままならないけれど。 でも最後は人任せにしないぐらいはできる…

とにかく完ぺき主義で情緒不安定な母親に育てられて、毎日が罵倒と嘆きの嵐だった子ども時代。 出来のいい姉二人も、叱られるというより、理不尽にいじめられていた。 大学卒業と同時に逃げ…

道を歩いていた女性が、突然中を見て立ち止まった。向かい側から見ている自分には何も見えず、ただ見えないフェンスに阻まれているかのように彼女は右に左に動くだけで前進できない。やがてそ…

2013年6月2日に閉館した井の頭自然文化園の花鳥温室に捧げます

一人の美少女が転校してきた。注目され過ぎたせいで人を避けるようになった引っ込み思案な少女と、家族から孤立した孤独な少年は、ふとしたことから接近する。少年は人には言えない暗い過去を…

幸せな結婚をしたはずが、平凡な不幸が待っていた。優しく見えてその実自分のことしか考えられず、しれっと浮気をする夫。通わない心。突然進行がんが発覚しても、もう心に波風は立たない。た…

ネットでちまちま小説をかいてはみても、それこそ星の数ほどのイイねやグッドボタンはもらえない。書籍化の話が降ってくるなんて夢のまた夢。それならば、自力で作品を書籍にして一般読者の目…

頭のおかしい母親に支配され続けた糞みたいな人生にピリオドを打とうにも、死ぬ勇気はない。こうなったらコロナかコロワクにかけようと思った「俺」の奮闘と、挫折と、新たな決心について。

孤独な男子大学生。独り暮らし、両親は別居状態、単位ぎりぎり、親友は借りた金を返さない。小さな不幸もチリと積もれば山となる。そんな中、カフェで眺めていたネットの世捨て人サイトで「今…

息子に聞いた他愛ない質問「今まで見た中で一番怖い夢はなに？」 その回答は聞いた私を未知の恐怖の中に放り込み、 さらにこの世界は現実ではないと証明するような証拠物が出現する。

１９棟の家が流された１９７４年の多摩川水害。その近くに私の女子高はあった。ピアニストを母に持つ、外国から来日したばかりのエキセントリックな少女に振り回されながら、私は彼女に魅了さ…

とりあえず死ななければ生きていけます。辛ければ辛いほど今日の勝者はあなたです

女子大生が電車でストーカーから痴漢に遭う。助け船を出したのがヤクザ、そのヤクザがよこしたボディガードは人類絶滅を願う少年で、さらに彼女をガードするその人外少年の後をストーカーが追…