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続、レビュー紹介、御礼!カフェオレ編

★★★ Excellent!!!

こんなカフェオレのお話はいかが? tsugumi
ほろ苦くて切なくて、それでいてどこかほっこりするお話です。
短いながらも深みのある内容でいいなと思いました。
ラストもいいですね。
2020年1月23日 08:00
★★★ Excellent!!!

混ぜ合わせる前に一つ、コーヒーの話をしようか 詩一@シーチ
コーヒーには様々な淹れ方がある。
ペーパードリップ、ステンレスドリップ、フレンチプレス、サイフォン……。

弾き方にも種類がある。
細挽ききなのか粗挽きなのか。

焙煎にも度合いがある。
浅煎り、深煎り。

豆にも種類がある。
どこの国のどこの山で取れたのか。

では、どれが一番美味しい淹れ方で、美味しい挽き方で、美味しい焙煎で、美味しい豆なのか。
グレードというものもあるが、最終的にはどれが「美味しいと感じるか」ということになる。

つまりは、好みの問題というわけだ。
好みが見つかると、コーヒーを飲むのも楽しくなってくる。

しかしながら生きていると、まあどうにも好みではないというものにも出くわしたりする。
到底受け入れがたい、苦み、エグみ、酸味を味わってしまうときだってある。
あまりの嫌悪に、吐き出してしまうかも知れない。
でも、コップに注がれたそれを、飲み干さなければいけないとして、どうすればいいだろう。


さて。
ここに、温めたミルクがある。

それを、直視しがたい好みではない味のそれに注ぐ。あなたが少しだけ飲んでくれたおかげで、ミルクの文のスペースは空いているからね。
そして、こうやって、スプーンを差し込んで、ゆっくりと回す。回す。

そうして飲んでみると、どうだい?
苦みは深みに、エグみはコクに、酸味は瑞々しく感じないかい?

これがカフェオレの魔法。
この作品があなたにかける魔法。

さあ冷めてしまわないうちに、一杯どうぞ。

32020年1月16日 23:09
★★★ Excellent!!!

詳細な説明の一切いらない、ただ愛おしく温かい物語。 aoiaoi
あれこれと詳細な説明の一切いらない物語って、あるんだなあ。そう思いました。

甘い、苦い。痛い、悲しい、愛おしい。
全ての感情が溶け込んだ、熱いカフェオレ。
ただ、胸が、ぎゅううっと。
この上なくシンプルで、淡々と——それでいてどんな詳細な描写よりも一言一言が胸に訴えかけてくる不思議。

静かに湧き上がる熱いものに、胸が震える掌編です。

12020年1月15日 17:53
★★★ Excellent!!!

切ない……。でも何故か癒されます 常山 無
コーヒーに牛乳を混ぜるだけなのに、カフェオレはとても優しい味わいになります。
コーヒー独特のあの芳しい匂いはそのままで、胃にも優しい。

とても穏やかに始まり、でもとても不穏で。そこには切なさというスパイスも混ざりつつ。
最後はほっこりして、カフェオレを飲んだ後のように癒されました。

12020年1月15日 00:56
★★★ Excellent!!!

読んですぐに「もしや……」と思う。でも最後まで読んでしまう。 宇部 松清
読んですぐに、「もしや……」って思うんですよ。まさかそんなことはないだろうって思いつつも、でも読み進んでいくうちに確信に変わるわけです。でも、だからといってそこでやめようとは思わない。

この2人がどのような結末を迎えるのか、きっと幸せであることを願いながら、読まずにはいられませんでした。

12020年1月14日 11:37
★★★ Excellent!!!

仄かな苦みを添えて、混ざり合うミルクとコーヒー 松尾 からすけ
 カフェオレを飲んでいる彼女の元に帰ってきたのは愛する恋人。気安い口調で話しかけてくる彼に彼女は何とも言えない表情で応える。何気ない会話に思えるが、それはどこか寂しさを匂わせるものだった。
 彼が好きだったカフェオレ。苦みと甘みを混ぜ合わせて作り出すそれは、どことなく人生を思わせる。だけど、今回ばかりはコーヒーの分量が少し多かったかもしれない。口の中に残る苦みは、そう簡単に消えるものではない。

 この作品は「嬉しい」や「悲しい」といった言葉を使わず、巧みに感情の機微を表現しています。淡々と繰り広げられている会話が寂寥感を醸し出していて素晴らしいですね。
 カフェオレが飲みたいという彼に「わかった、じゃあ、作る。お願いだからそこにいてよね」と答える彼女。このセリフにこそ、彼女の思いが込められているような気がしました。

 寂しい理由も苦い理由もカフェオレを選択した理由も、読んでみればわかります。


 二つのものが一つに混ざり合って生まれたものはなんなのか? この小説を読んでそれを確かめてみてください。

22020年1月13日 12:15
★★★ Excellent!!!

タイトルに納得! 味わい深いカフェオレのようなお話 ばびぶ
暖かくて、少し甘くて、少し苦い、そして味わい深くもある。
本当にカフェオレのような物語でした。

最後に発覚する嬉しい出来事をどう解釈するのかを考えるのも楽しい時間でした。

12020年1月13日 11:04
★★★ Excellent!!!

還らないで欲しいから…… 高遠まもる
意図的に、チビチビと飲むカフェオレです。

展開も結末も、勘の良い方なら、すぐに察しがついてしまいます。

でも飲み始めると……思っていた以上のカフェオレの味の良さに、飲み終わりたくなくなって、ゆっくりじっくり飲んでいきたくなります。

そして、飲み終わると思わず、その味をもう少し味わいたくておかわりしたくなるでしょう。

つまりは、そんなお話……。
12020年1月12日 23:49
★★★ Excellent!!!

何度も読み返したい。 栞屋こと
「2つを混ぜ合わせて1つを作るなんて、まるで人生みたいだな」

この言葉にやられました。

短いからサクッと読めちゃうんですけど、サクッと読んじゃうのがもったいない物語です。
何度も読み返して、この物語をじっくり味わいたい。

カフェオレでも飲みながら。

12020年1月12日 12:50

こんなにレビューいただいたのはカフェオレが初めてですし、これからも正直ないのではないでしょうか。カフェオレが奇跡を運んでくれました。
本当に感謝です。

コメント

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