• エッセイ・ノンフィクション
  • 現代ファンタジー

こぼれ話2

https://kakuyomu.jp/works/16817330651719653133/episodes/16817330651803282579

爆散3話目です。
本当にホテルは大好きでした。
今でも二人の上司を尊敬しています。



こぼれ話



 いよいよ潰れるのが確定した後のことです。

 会長が、ぴっかぴかのスーパーカーに乗ってホテルにやってきました。社長の血縁者だった彼は、どうやら上手くやったものだと思われます。

 厨房、宴会、営業、客室、レストラン、すべての部署がスーパーカーを見に交互に駐車場を訪れました。

「なんでこんなん買うお金あったの?」
「マフラーにみかん詰めちまいましょう」
「それじゃ生ぬるい」

 口々に言うスタッフ達。
 総調理長が一言、ガソリン中に砂糖入れちまえば焼きついて廃車だ、と言いました。

「へえ、知らなかった」
「砂糖なら喫茶にあるだろ」
「持ってこい持ってこい!」

 勿論やらなかったけど、なんで新しい車で職場に来ちゃうかな。


 調べてないからいまだに本当に廃車になるかは分かりません。でもエンジンが焦げるなら、いつか小説書く時に使わせてもらおうと思っています。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する