https://kakuyomu.jp/works/16817330650722374444/episodes/16817330650892907547ほのこわ更新しました。
職場関係のお話は結構怖くなってしまうものが多いのですが、これは許容範囲かな?
言霊のようなものだったのかもしれません。
オマケ的な感じで、ほの怖番外を置いておきます。
タイトル: 一発の弾丸……?
高校の時にチャリ通学だった私は整理整頓が苦手で、教科書やらなにやらぱんぱんに詰めた皮の鞄を荷台に括り付けて40分(空っ風が吹くと1時間以上)の道程を通っていました。
いつもは友達と帰っていたのですが、その日は確か本屋に寄りたかったかで1人でキコキコのんびり漕いでいました。
通学途中のとある町中に、最近発砲事件があったばかりの屋敷がありました。
パトカーは常に2台以上いるし、忍び返しのついた大きな壁はあるけれど、話に聞くだけであんまり怖いとは思いませんでした。妹の同級生の家だったしね。
で、その町を真夏にキコキコ重たい荷物にひいひいしながら自転車を漕いで行った訳です。
その屋敷の側に差し掛かった時でした。
パァン!!!!
……と、信じられないくらい大きな音がして、私はチャリから落ちました。
え!?
う、撃たれた!?
なんで? 流れ弾???
うぅ、と呻きながら暫く1人で丸まっていました。そして気がついたのです。どっこも痛くない。そう、どこも撃たれちゃいない。1人で照れながら立ち上がり、頑丈に括り付けた鞄が健在なのを確認してまたチャリに乗りました。
そしたらね、後輪がすっかり破けてしまっていました。タイヤの破裂音だったのね。そのまま自転車屋さんに行ったら鞄が重過ぎだと怒られました。
なんでこんなクソ重たい荷物を括りつけてるの? タイヤパンクするってよっぽどだよ〜って。
重たい鞄にゴムのタイヤが負けた。
あー今思い出しても恥ずかしい!