『秋の花』北村薫/読了(2022.10.5)
《円紫さんシリーズ》3作目『秋の花』これは大傑作!
文化祭の準備中に起こった女子高生の墜落死は、事故だったのか? 自殺だったのか? それとも……殺人?
――すべての鍵を握るのは、アダム・スミスの《見えざる手》
私の調査と円紫さんの推理によって明らかになった真相が本当に凄かったです(まさか《ピー》と《ピー》がああいう形になってしまうとは……)
謎が機械的な解決だけで終わらず、謎の解決によって物語がさらに味わい深くなるのが《円紫さんシリーズ》の醍醐味だと、今作を読んで改めて思いました。
あと、本筋に絡んでいないように思えたエピソードが、読み終えてみると実は結構真相を示唆していたのもよかったです(「巧い!」ってなりました)
オススメです!