第五話 旅の意味
https://kakuyomu.jp/works/1177354054894228094/episodes/1177354054894235867カエルと住む人が、旅に出て感じることです。
作者は、旅に出たら帰りに必ず、秦基博さんの「Sally」という曲を聴くことにしています。その「ここに生きていくことを 確かめるために旅にでるの」というフレーズが好きなのです。子供頃、旅の終わりはいつもさみしくて、家族旅行の車の中から、普段よく見る景色が見えてくると本当に残念な気持ちでいっぱいになっていました。しかし、この曲に出逢ってから私の旅へのイメージは変わりました。旅に出て、私の事を知らない土地に行き、新しい出会いや発見という感動があります。しかし、それだけじゃなくて、戻って来た時に改めて、自分はここで生きていく。と実感するのです。それこそが、旅の醍醐味、一番の目的なんだと思います。だから、私は、帰路こそわくわくするのです。これからの日常にわくわくすることができるのです。
小説でカエルと住む人は、二度溜息をつきます。カエルと住む人は何気ない日常の中に自分の存在を再認識し、活気を持つようになりました。旅には、いつもの日々を愛らしいものに感じさせてくれる、そんな力がありますね。