最近、小さなイラストを(モノクロ)書く機会がありました。
仕上げに、スクリーントーンを張り込まなくてはならず、漫画創作時代に使っていたものを使う為に、久し振りに実家の自室にある制作机で作業をしました。
色や網地など、最近は領域指定をし、PCで原稿を制作する為、スクリーントーンは使われなくなったようですが、ちょっとした製作には、非常に手軽で便利。 当時も結構、高価だったので、『 端切れ 』等も含み、大量に保管してあるのです。
……どえらい、時間が掛かった。
久し振りの制作だったので、どうにもカンが戻りません。 一時間くらい掛けて、やっと完成。
画像は、その制作机。
私は、工業高校の機械科出身で、授業で機械製図を描く為に、当時でもかなりデカイ机を買ってもらっており、専門学校を卒業してからは、その机に小さめの製図版を置き、漫画を制作していました。
拡大すると見えますが、製作していたのは7㎝角くらいの小さなイラスト(ポートレイト風似顔絵)。 左のマーカー入れには、当時使っていた様々なペンが、そのまま残っていました。(懐かしい)
ちなみに、正面には、4輪とも宙に浮いた自動車の写真…… 運転しているのは、21歳の私で、駆っているのは旧車 三菱コルトギャランGTO1700SL。 6年落ちの中古で、当時、42万で購入しましたが、20年間乗り続け、折しも旧車ブームにあやかり、25万で買い取ってもらった車の『 在りし日 』の雄姿。(笑)
左の方に少し見える『 黒いモノ 』は、ヤマハのコンピュータードラムRX15。 画面には写っていませんが、ヤマハのシンセRX-7があり、ラックに組まれた上にはコルグのM1(音源モジュール)があります。 椅子の真後ろには、シーケンサー付きのコンパクト電子ピアノPSR-6300と、4チャンネルマルチトラックレコーダー(多重録音機)があり、漫画制作に疲れると、オリジナル曲を作曲していました。
……いや~、落ち着く。
ココに座って、漫画や作曲をしていた20代~30代後半は、私にとって『 第2の青春 』。
もう他界したバンドメンバーや、デザイナー仲間の顔が、走馬灯のように脳裏に甦りました……