• 創作論・評論
  • 現代ドラマ

友人の居酒屋にて

「 お前、本を出したんだってな? 」

…メッチャ前の事だ。 もう版権が切れて、Amazonなんぞで『 古本 』として売ってるわ。

先日、居酒屋を経営している同級生の店へ行った際、そう聞かれました。
「 アキヒロから聞いてさ。 あいつとは、高校も一緒だったから、未だ年賀状が来るんよ。 付き合いが続いてんだ 」
アキヒロとは、私の同級生の名前。
「 いや~、漫画しか取り柄の無かったお前が、本かよ。 信じらんねー 」

…取り柄が無かった、だけは余分だ、コラ。

アキヒロとは、そんなに交友があった訳では無かったのですが、アキヒロの友人が私と親友なので、多分、その親友から聞いたのでしょう。
「 2004年だったから、もう随分と前だよ。 非常勤の講師を辞めて、探偵を始めた頃だ 」
「 お前… 結構、色んな人生、送ってんな。 確か、社会人としてのスタートは、デザイナーだったんじゃ無かったけか? 」

……そうだな。 もう、ワケ分からんわ。

本の内容は元々、漫画の為のストーリーでした。
だが、漫画として創作する事は止め、突然、何かに憑りつかれたように書き始めたのが、私の創作生活の始まりです。

『 呼び掛けたままの夏 』

今、読み返せば、恥ずかしいくらいに稚拙な文章・表現・描写が羅列されています。 まあ、今と大して変わりは無いかもしれませんが……
全く、何も文章なるモノを書いた事が無い者が、唐突に書き上げた物語にて、この本については少々、目を瞑って頂きたいと思うのが本音です。

自宅に帰り、久方に、手にしてみた著書……
その当時の想いを寄せ、これまた久しく書いていなかった詩を創り、『 青空のふもと 』第14話に掲載してみました。
ご興味のある方は、ご一読下さい。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する