滅亡間近の地球、世界の9割以上を混沌に浸食されていた。
それでも人類は生き残っていた。
世界の維持のため、別の次元の地球に刺客が送り込まれる。
別次元の地球から豊潤なマナを送り込むために。
英霊召喚術を修めた者達が現代地球に送り込まれる。
英霊使い達は別次元の地球で何を成すのか。
役割に殉じ、マナを切り取るのか、自分達の地球と同じ過ちを繰り返さないために戦うのか、あるいは…
英霊召喚術とは?
古今東西の伝承や神話などの英雄や神を1人召喚し、使役(共闘)するスキル。
英霊の特性により以下のクラスに分けられる。
・フェンサー
「剣」に対して色々な伝説や逸話を持つ英雄達。名剣を所持していたり、剣術家であったりなど。
英霊例 宮本武蔵、沖田総司、アーサー王、ローラン、ジークフリード等
・ランサー
「槍」に対して色々な伝説や逸話を持つ英雄達。名槍(長物)を所持していた、等
英霊例 本多忠勝、クーフーリン、ルー、関羽、ロンギヌス等
・アーチャー
「弓」に対して色々な伝説や逸話を持つ英雄達。弓や銃、飛び道具等の武器を所持していた、等
英霊例 那須与一、明智光秀、板額御前、ロビン・フッド、黄忠等
・ファイター
剣、槍、弓以外の武具(斧、鎚、徒手等)を扱った英霊達。 英霊例 坂田金時、雷電、トール等
・ライダー
名馬などを所持したり、著しく馬上戦闘能力が高く、活躍をした英霊達。
英霊例 馬超、趙雲、源義経、チンギス・ハーン、グレイス・オマリー等
・キャスター
魔術等の呪い事に長けたり、逸話や伝説を持つ英霊達。
英霊例 安倍晴明、マーリン、諸葛亮、ラスプーチン等
なお、英霊達の解釈はかなり広い範囲におよび、複数クラスに該当する英霊達も存在する。
例、青龍偃月刀(という長物)を持ち、名馬赤兔を所持していた関羽はランサーにもライダーにも該当す可能性がある。
英霊達はその英霊を象徴する武具等を持つ。それらを『霊具(アーティファクト)』と呼称する。
当然だが、複数の霊具を所持する英霊も存在し、複数の霊具を所持する英霊は総じて強力な英霊とされる。
例えば前述の関羽ならば、青龍偃月刀と赤兔という2つの霊具を所持する英霊ということになる。