• SF

スペクトラム

キム・チョヨプのスペクトラムを読みました。スペクトラムという小説はルイの星の住民は死に至っても自我は途切れることなく体を替えて伝わると固く信じていて、ここに描かれるのは転生です。この小説ははちどりを撮ったキム・ポラ監督によって映画化されることが決まっているそうです。遭難から救出された祖母のヒンジはルイの星の座標を明らかにしませんでした。ファーストコンタクトを嘘だと言われても座標を明かさないのは、ルイたちを守るためで、人類たちが住むのに適したルイの星をそのままにしておかないからです。絵画によって情報交換をするルイの星住民たち、ヒンジを守り続けた4体のルイ、ルイの描いた絵画を祖母は孫に語ります。こうかいているわ。それは素晴らしく美しい生物だと。今までのSF 作品にはない何かがこの短編には存在します。キム・ポラ監督はこの作品には「ある存在に対する尊重がある」と語ったといいます。とても素晴らしい作品です。(わたしたちが光の速さで進めないなら所蔵)

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