こんにちは、別れはそこまで悲観的にならない直木和爺です。
「青夏 ~空想の友と意地悪な神~」を更新しました!
https://kakuyomu.jp/works/1177354054891276419/episodes/1177354054910308370前回は沙夜が消えてしまい、探し回る情を見かねて、飯島が沙夜の存在が本当にイマジナリーフレンドであると結論づける回でした。
今回は沙夜を失った情が、その心の穴を埋めようと努力するお話です。
さて、今回のサブタイトルは無題となっていますが、本作のサブタイは情が撮った写真のタイトル、もしくは心に納めた景色に由来していますので、これには情が無の時間を過ごしていることを意味しています。決してつけ忘れたわけではありません。ええ、決して。
彼の心は今を切り取るだけの余裕がなく、過去ばかりを振り返っている。そこにしか逃げ場所がないんでしょうね。
さてさて、飯島は沙夜が本当に情のイマジナリーフレンドだと説きましたが、あれは自分の身を顧みず無茶をする情を落ち着かせるために言ったことで、飯島にも確証はないようです。しかし沙夜はどちらにせよ消えてしまったので、情にとっては些末なことのようですね。
それでは、消えてしまった沙夜。それに耐えられない情。何もできず手をこまねく飯島と光平。彼らの夏の行方はどうなるのか、ぜひ見届けてくださると幸いです!!