どうも皆さんこんにちは、名無之です。
新作の初稿が上がり、休養期間も終わり、さあいよいよ活動再開の狼煙をあげようかと近況ノートを作成していたちょうどその時、信じられない事件が起きました。
タイトル通りです。
概要は、このノートにたどり着いている皆さんであれば調べがつくでしょう。さまざまな情報、ニュースが飛び交っていますが、フェイクニュースには十分ご注意を。
おそらくカクヨムにも様々な人がお気持ち表明していることかと思います。
「民主主義に対する冒涜だ」
「この蛮行は許されてはならない」
こんなことが書かれているかと思います。実際に書かれているかは分かりません。そもそもカクヨムの辺境ともいえる近況ノートを探しにネットサーフィンをするほど、僕らに時間はありません。
そう、新作の校正を始めなければならないのです! 今回はかなり綿密に校正を行わなければならないので、執筆期間よりも長くかかりそう……って、話が脱線してしまいました。
まあ、ここで僕が同じことを書いたところでサーバーの容量が無駄ですから、少しは実になることを書いていこうかなと思います。とは言っても、先ほど言った通り僕らには時間がないので、そこまで詳しく書きません。じゃあ書くなよ、と言われるかもしれませんが、貴重な時間を割いてでも発信しなければならないことなので、書きます。
大前提として、今回の犯行は決して許されるべきことではありません。ただの殺人とは違う。選挙期間中に、元首相が、銃撃された! 様々な方面に大きな衝撃を与えました。この衝撃波が何を生むのか、現段階で分析することは困難でしょう。
ただ一つ、僕がネットを泳ぎ感じたことがあります。
今回の犯行は民主主義の根幹を揺るがす、あってはならない蛮行です。しかし、一部では報道を疑問視したり、望みの情報がないことに対するマスコミ批判が巻き起こっています。犯人はどの政党の支持者なのか。それを報道しないあたりに闇を感じる。などと(敢えて厳しい言葉を使わせてもらいます)ほざいている声があります。
この期に及んでマスコミ批判、陰謀論を囃し立てるのは愚の骨頂です。なぜか。今の僕らには情報が圧倒的に足りないからです。
ネットの時代になって、全ての情報が一秒で集まると思ってませんか? 僕らの目の前にある情報の裏には、様々な人たちの血と汗と涙が滲んでいるのです。
まだ情報が集まりきっていません。その段階で、やれマスコミは情報を隠している、だの、日本の闇を感じる、などとほざくのは大概にしてほしい。そういうことを思いついたとしても、その根拠たる情報が出尽くすまでお口チャックしておいてくれ。
きつい言葉を使います。
不快です。
なぜ、こんなことを書くことにしたのか。それは、犯人が海上自衛隊出身ではないか、という情報が出た時のある反応に起因します。
このニュースに対して、あるスポーツ選手(名前は控えさせていただきますが、とても高名な方です)が「なぜメディアは元と強調したがるの? 今何やってるかを先に教えて」とツイートし、一部から称賛の声が上がりました。
ただ、元だろうが今だろうが、重要な情報であることに変わりありません。なぜなら、いつ・どこで銃を作成する情報・技術を仕入れたかは、事件全容を把握するうえで必須のことだからです。確かに現在の職業は気になるかと思いますが、おそらくはプライバシーの影響か、目下取材中か、いずれにせよまだ確固たる情報がないのでしょう。いや、僕のリサーチ不足でもう報道されているのかもしれません。
話はそれますが、これを書くにあたり再考してみますと、なかなか横柄な文言ですよね。「先に教えて」って。あなたは何様ですかって言いたくなります。もし警察庁長官であるならば適切かもしれませんが、あの人はスポーツ選手です。教えてもらったところで何ができるのでしょう。マウントですか? インテリアピールですか? 少なくとも誠実な理由は聞こえてこない気がします。
もちろん、僕ら一般市民が「先に教えて」と言わなければならないこともあります。それこそ他国が軍事侵攻してきたのであれば、一刻も早い情報の提供が求められます。しかし、今回は犯人が確保されています。……って、これで複数犯の犯行で実はまだ真犯人が潜んでいたら怖いので、これ以上論を広げるのをやめましょう。
とにかく、何が言いたいかというと、
「いまはメディア批判や陰謀論展開をする時じゃないだろう」ということです。
今はとんでもないことが起こったな、とだけにとどめて、最新の情報に耳を傾けましょう。その情報源に僕がとやかく言う余地はありません。
が、現に多くの著名人が遺憾の意を表しているだけで、それ以上のことは口にしていません。彼らは待っているのです。確かな情報が揃う瞬間を。
だから、彼らに倣って僕らも今は情勢を静観しましょう。あのスポーツ選手はちょっとだけ注目されたくて、逆張りしてしまっただけなんです。
まあ、そんな彼を批判している僕は、そのさらに逆張りをしている、というかなり痛いやつであることは間違いないんですけどね苦笑
さて、これ以上は語りません。ひとまずはこの事件に対して誤った態度を示している群衆にクラレッタのスカートを直すかの如く論を展開した次第です。
僕らはこれからどうするか。相方の権兵衛の言葉が思い出されます。権兵衛はこのような悲惨な事件が起きるたびにこう言っています。
「私たちは物語を創るものだ。何かを伝えたければ、物語を通して伝えるんだ」
その言葉に倣って、僕も校正作業に戻りたいと思います。
今後の活動については日を改めて書こうかな。
それじゃ。