《こむら川小説大賞》
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093082011920376《幻想生物フェスタ》
https://kakuyomu.jp/user_events/16818093081521715962二つの自主企画に参加させていただきました。
人魚と奴隷の話『海の底、愛はなく』のこぼれ話をしたためておきます。
ネタバレしかありませんので、未読の方は是非本編をお読みになってからご覧下さい。
ジャンルはホラーとしていますが、ダークファンタジーと言った方がしっくりくると思います。(両企画の講評が終了したら、ファンタジージャンルにお引っ越しを検討しています)
『海の底、愛はなく』
https://kakuyomu.jp/works/16818093082249302862こむら川小説大賞の概要の中で、評議員の皆さまの好みの作品の話があり、人魚の話を書こうかなとぼんやり思っておりました。
私は暗い話が大好きなので、人魚は怖いもの、と決めました。
幻想生物フェスタは他の方がこむら川小説大賞と同時に参加なさっているのを見て、なるほどそれならこの作品も人魚を扱うから幻想生物!と思って参加させていただきました。
まだどちらの自主企画も全ての参加作品を読めていないのですが、マイペースに読み進めたいと思います。
最初に浮かんだシーンは、死にかけの人間に無理やり自分の肉を喰わせ、不老不死にして自分のために使うところ。
そこから設定を考え、人外みの強い人魚と、人魚に利用される奴隷の話になりました。
本編に書いていない設定を以下に記します。
・少年奴隷は精通前後で値段が変わるため、毎朝精通したかの確認を行う
・精通後の男奴隷は基本的に肉体労働に回されるが、見た目がいいと性奴隷用として専用の部屋に移される
・妊娠前の人魚姫は好みがうるさく、気に入らない世話係だと餌を拒否する
・餌は人間
・障害があったり、怪我をした奴隷を肉の塊にして人魚姫に与えている
・人魚姫の声には催眠効果がある
・人魚姫と交わると粘膜を通して人魚姫の体液が吸収され、五感が鋭くなる(効果には個体差がある)
・ギャナイは人魚姫との相性がよく、特に聴覚が研ぎ澄まされた
・聴覚が鋭くなったことにより、更に人魚姫の声による洗脳が深まってしまった
・野生の人魚姫は繁殖期になると海上に出没し、主として人間の男を捕らえて生殖を行う
・子を成した後は、その人間を喰って子の栄養とする
・奴隷商の男は人魚姫が男を喰うことを知っているため、人魚姫には極力近付きたくない
・奴隷商の元にいる人魚姫たちは日々餌をもらっているため、子の父を喰うことはない(ただし同じ相手とは二度と生殖行動を取らない)
・ギャナイは不老不死となったため、海中でも死なないが呼吸ができるわけではないのできっと苦しい
・水圧に対しても潰されては復活し、を繰り返す
・ギャナイの助けをもって海に帰った人魚姫は、もう人間としてのギャナイには用はなく、胎の子を産むための養分として見ている(保存食)
・人魚姫の血肉は人間の持つ能力を爆上げするだけなので、失われた臓器等が復活する訳ではなく、脳みそまで完全に喰われれば死ぬ
・人魚姫自体は不死ではないが、ある程度の再生能力は持っているため腕は生えてくる
・売られた人魚姫たちも、基本的には自分たちが食われる前に誰かしらを洗脳して逃げているため、人魚姫の肉を食べて不老不死として今も生きながらえている人は多くない(ゼロではない)
・ちなみに人魚姫はあの種族に対する名前なので、人魚鬼(クソ好戦的で船も余裕で沈めてくる人魚)とか人魚守(他の人魚を生かすことに特化した人魚)とかもいる
・人魚姫は人魚族の中で最も造形が人間に近い
・人魚姫は対人間に特化しているので胎生になった
・人魚鬼は卵生で、雌の産んだ大量の卵に雄が精子を雑にぶっかけて産まれる上、雄も雌も子育て?なにそれ?という感じなので成体になれる数は少ない
もうちょい設定を本編に入れ込めたのでは???と思ってるんですが、説明くさくなっても嫌だしなぁと塩梅が難しいです。
書くのはすごく楽しかったです!
X(旧Twitter)で、みお様(@07_77mio_ )よりとんでもなく素敵なファンアートもいただきました。
嬉しすぎて変な声出ました。
最高すぎる。
あまりにも人魚姫とギャナイすぎる。
本当にありがとうございました!!!!!