こんにちは、名月明です。
先日1月20日に投稿した『天の道を翔る』のエピソード(サブタイトル「大雲和尚」)において、時代考証上の誤りを発見したため、微妙に修正しました。
お話の中で、「大雲和尚が、津島の興禅寺に安置されている牛頭天王の木像を吉法師に見せた」というくだりがあったのですが、どうも明治時代以前まではこの牛頭天王像は津島牛頭天王社(現・津島神社)が所蔵していたらしい……ということに気づいてしまったのです(汗)
「明治の神仏分離令によって、津島神社にあった牛頭天王(祇園精舎の守護神)の木造は興禅寺に移され、現在に至る……」とのことです。
だから、信長の時代に牛頭天王像が興禅寺にあるのはおかしい……!(>_<)
というわけで、内容を修正して「大雲和尚が、牛頭天王がどんな姿をした神様なのか知りたがる吉法師に、牛頭天王の絵を描いて見せてあげた」ということにしました。
この変更によって、次回更新予定のエピソードも少し書き直さなければならなくなってしまいましたね……(^_^;) が、がんばります!
……昨日の夕方の時点で気づいてすぐに修正したのですが、昨日の夕方までに読んでくださった皆様、申し訳ありません。
不覚だったなぁ……。こういう些事でも、2、3の情報源を頼りにして執筆したら歴史小説はしくじっちゃいますね。
「この本はすごくためになることがたくさん書いてある。でも、他の本には別の説が書いてあって、さらに別の本にはもっと最新の研究結果ががががが!!!」なんてことは日常茶飯事なのに、木像ひとつのこととはいえ油断しておりました(;´Д`)
次の日曜日の更新は、お話の方向修正が必要なのでエピソード数が減っちゃうかも知れません。ごめんなさい!
以上、同時に大正浪漫の小説も執筆中のアキラでした!!!