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テーマ迷宮

2023年某日秋葉原。

愉快な仲間たち二人、拉麺デブ(mtgパックハズレばかりで不機嫌)と文化祭フェチ(今度こそ書くと言って早五年)との食事会にて。

話題は毎度の通り私の作品に対する酷評。

その際に投げつけられた一言。

「この作品ってさ、テーマ何?」(文化祭フェチ)

言われて応えられませんでした。

正確には、答えを言うことができませんでした。

ザックリとこういう感じの話しで~というのは毎度あるのですが、それらは設定だとかジャンルだとかモチーフだとか別のもので、だったとしても伝わってないからテーマではないと言われてしまいました。

テーマとは曰く。

「物語の根幹で、その物語の言葉みたいなもの」(拉麺デブ)

何言ってるかわかりません。

ネットで調べると「物語の軸であり、方向性を決めるもので、これがあると深みが増す」だそうです。

わかりません。

具体的に何かと問うと。

「成長物語、それ以外は小説ではない」(文化祭フェチ)

だそうです。

ぶっちゃけ軸とか深みとか言われると困ってしまいます。

個人的に書いてるのは怪獣映画に近いもので、なので「怪獣が暴れて戦う」以上の事はあんまり考えてないです。

そんなんだから一次も通らないのだと、お叱りを受けました。

私が酷評している大賞作品のアレとかアレとかはつまらなくてもテーマがあるから評価されている。テーマを作ってから物語は書くべきだ。(どっちが言ったか忘れた)

そう言った小難しいことを考えて、教科書に書いてあるようなセオリーに従って物事を進める能力、私にはありません。あったらもっと幸せな人生を送れていたことでしょう。



…………長々書きましたが、要するに『鴨』の続き書くのはもう少し先になりそうです。

その後の新作もまぁ、テーマができ次第になると思います。

ごめんなさい。






なお、上記には一部誇張やフィクションがあると記載しておきます。

2件のコメント

  • 拝読させていただいたのが、かなり前にお書きになったダンジョン・ダイバーズだったので、的外れな話でしたら大変恐縮です。

    アベンジャー様の紡ぐ物語には、非常に読み心地のいいリズムがあります。脳内で音声化して読むタイプの私は、この音感の良さにまず魅了されました。

    また、読者を楽しませようというサービス精神を感じます。
    キャラクターの巧さもそうですが、緩急のつけ方、説明回の読ませ方がとてもユーザーフレンドリーで、「もてなされている感じ」を受けいい気分で読みました。
    狙って書いても非常に難しいことですし、そのようなことを一切考えずにお書きになっているのだとしたら、稀有な才能だと思います。

    ダンジョン・ダイバーズのテーマを勝手につけさせていただくなら、「未熟者たちが、未熟でなくなるまでの物語」であり、主要キャラ全員の成長がみられる素晴らしい小説でした。軸と深みをビシビシ感じました。

    ……なんて。カクヨムに登録したばかりのズブの素人が、偉そうに長々と申し訳ありません。
    「元気出シテー、私、アベンジャー様の文章好キヨー」
    という気持ちに駆られて、書いてしまいました。

    リアルに酷評してくれるご友人がいるのがとても羨ましいです。良きテーマができますように!
  • コメントありがとうございます。

    その上で恐縮ながら、『作者の考えを述べよ』を述べさせていただくと、ダンジョンダイバーズもそんなテーマじみたこと考えてないです。

    この作品を作る過程として、最初に文字数がありました。

    十万文字前後で話を作る、という大前提で、ザックリと各章の文字数を割り振って、そこに当てはめる形で各階層を設定、細かなつながりを作ってダンジョンから作りました。

    ギミックやボスはその後、最後のオチもこの段階で、最後の最後にキャラクターを、です。

    それも、内面よりも能力面、特にあのカエル侍は各ボスにそれぞれ異なる戦い方ができるようにとのデザインで、内面とか設定とかはざっくりとは作ってありましたが、ほぼ書いてる時のアドリブでした。

    こんな造り方、失敗していると言われれば修正かけるのですが、褒めて頂けるとなると、嬉しい反面混乱も、です。

    無意識でできていることを意識してやろうとすると失敗するというのはよくある話で、例えば眠る時どんな体勢でどんな呼吸してたか考えて逆に眠れなくなるような感じです。

    こういうのを意識して自在にできるのがプロだと言われてしまうとそれまでなのですが……わかんないですもう。
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