チラシを配って1日20キロ近く歩いていると、当然だが腹がへる。
肉体を動かした結果の空腹は飯が美味くなる。
底辺で生きる人間にとってこれは小さなことではない、美味いものを食い飽きた大富豪の食事より、1回1回の満足感は私の方が上ではないだろうか。
これを底辺のひがみだと思うのは、富める人たちの感動や満足感の比重がいびつになっているから、とそう思うのは偏見だろうか。
そうは言っても底辺は底辺。
金銭的に充足した人たちの生活に敵うわけもなく、底辺は底辺らしく、砂漠の中の砂つぶ1つ1つを集めるように、小さな楽しみを積み上げていくしかない。
そう思う毎日だ。