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『週末の終末』のあとがき

 こんにちは、もとぽんです

 初めての小説を投稿しました。

週末の終末
カクヨム
https://kakuyomu.jp/works/1177354054886338871

 女の子二人がのんびりいちゃつくのをお話です。たぶん。
 今回はぷにばらさんとのゆる~いコラボでテーマが『しゅうまつ』でした。へんなひねりを入れることなく『しゅうまつ=終末』でいいだろ。で、舞台は終末の噂が広まりまくった世界。最後の一日を過ごす女の子二人。いっそ百合に走…らないで、逆になーんにも起こらない日常でも書こうか…。と思って書き始めました。

 しかしここで問題点が一つ浮上しました。

「圧 倒 的 文 章 力 の N A S A 」

 …シンプルなものほど書くのが難しいんですね。Twitterのし過ぎで140文字以上の文章が書けなくなっていた僕は早々にこれを断念し、じゃあまあ締め切り怖いし書けるとこから書いてっか…と書き始めたのが今回の作品になります。
 結末というか、主人公の名前「未来」をずっと湊さんが呼び続けていた、というのが最後にわかるようにして、主人公が湊さんの名前を最後に呼んで…ってことだけ決めて書いていったので中間がすかすかになりそうで書いていて怖かったです。『しゅうまつ(終末)』がお話の中でわやわやと出てくる中で『未来』という単語を名前に見えないようにうまく隠す…という風にテーマを利用してみました。
 というだけのささやかな伏線でしたがちゃんと騙されてくれたでしょうか。速攻気づいてしまった人とかいそうですね。今度はもう少しうまく騙せるようにしたいと思います。将来プロの詐欺師目指してるので。

 さて、今回のお話としては、一応いくつかの元ネタがあります。
 まず湊さんの名前、というか名字ですが、書き始めた時にたまたま聴いていたスピッツの『みなと』という曲から取っています。もうここから既に何も考えないで書いている感がすごいですね。『みなと』の歌詞にのっとると「君ともう一度会うための大事な歌さ」なんて二人が離れ離れになってどちらかが港で一人歌を歌っていそうで不穏ですがそんなこともなく、今頃はネイルやら猫カフェの話やらをして居ることでしょう。

 もう一つは割とお話に直結しています。

 僕の小学校は北海道の過疎過疎の過疎地域にある学校でして、なんと全校生徒が8人とか7人でした。僕はその町の人口より周囲に生息するエゾシカの数の方が多いんじゃないかと思っているのですが詳しくは知りません。
 で、小6の時に行われる修学旅行をいくつかの小学校と合同でやっていたんですね。その時に仲良くなった女の子に
「今日から友達ね!」
と言われたことがありまして「友達ってそうやってなるもんなのかぁ…?」とか考えたのが今回のお話の元ネタです。懐かしいなぁ。その女の子が湊さんの原型?になってまして、主人公は特に何も決めてなかったんですけど、読んでくださった人からの評としては「世界をひねくれた目で見ている」らしいのでおそらくこれは僕なのでしょう。どうせひねくれてますよどうせ、ふん。

 個人的に歩くのが大好きで30キロくらいなら余裕で歩きます。自転車で200キロくらいなら頑張って漕ぐこともよくあります。風景がゆっくり変わっていったり、風景が変わるごとに周りの匂いが変わっていったり、匂いが変わるごとにおなかがすいたり、珍しいポケモンを捕まえたりなんてことがとても好きです。VR散歩みたいなゲーム作ってくれたら買うと思います。絶対クソゲーオブザイヤーに選出されるだろうけど。

 今回小説を書いてみて、小説を書いていくのは、歩いていくことと何となく似ているなぁと思いました。問題は終着点を全く決めてなかったことですね。危うくGPSが狂って延々と歩き続けるポケモンGOみたいになるところでした。危ない危ない。
 
 そんなわけで少し長くなりましたが、今回のあとがきはおしまいです。あとがきって一回書いてみたかったんですよね。
 今回一緒のテーマで書いてくれた新世代のロリババアことぷにばらさんに感謝を。二人と一緒に海まで歩いてくれた、読んでくれた皆さんに感謝を。そのうちまた何か書くのでまたよろしくお願いします。

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