春を待たずに散る決意をする雪女と桜を咲かす雪女、そして浅葱色の中に混ざる巫女装束の女
https://kakuyomu.jp/works/16818093086639047175に
ムーンショットを止めろ!
https://kakuyomu.jp/works/16818023211859110800 の文化祭編が影響受けた流れ。
冬華、男子学生泣かしちゃったよー。
11/3日公開予定の新選組と共有した決意よりセルフ抜粋
「――なんで勇者になっちゃいけないんですか!」
「平和に暮らせる選択肢があるならそれ選んだ方がいいよ」
ミハエルはそう、やさしくいう。
だが、水鏡冬華は。
「わたし人殺しなんかなんとも思ってないわよ。
そうじゃなきゃ幕末なんて生き残れるわけないじゃない」
水鏡冬華は怖い顔で男子高校生を見る。
「自分のしている事に後ろ髪引かれるようじゃわたしが殺してきた人が黄泉平坂《よもつひらさか》から手伸ばして捕まるし、わたしは外国による日本の奴隷化、日本の植民地化を防ぐって信念で幕末駆け抜けてきたから、いくら血の雨降らそうが、自分の信念に従っただけの人生に後悔なんてあるわけがない。
新選組と共有した決意よ。
血の雨降らして後悔するような性根なら、最初っから戦場に出てくんな。
最初っからせずに、ネトゲでサムライキャラ作って満足しとくべき。
あなた、話聞いてると、途中で何かのきっかけで自分の血まみれの手を見て後悔しそうな雰囲気するのよね。不殺とか言いだしそう。
そんな意味わかんない悩み抱えるくらいなら最初っから社会という名の檻で暮らしなさい。その方が精神にやさしいから。
そういうね。悩み自体はわかるよ。
誰だって思うわよ。そりゃあ。
でもね。じゃあ、なんで、枕元に殺してきた人が立ってる気がするくらい悩んでんの。意味わかんない。
――――ってなるのよ。
幕末生き残った人達で、そんなことで悩む人いないよ。だって戦闘中にそんな悩みに支配されたら死ぬもの。
考えなしで自分の手を赤く染めるのはやめなさい。