憑依型

 昔からの癖だ。
 書いている小説はどれも行き当たりばったりで書いている。
 しかも設定も夢で見たものをそのまま使ったりもするし、ストーリーラインも夢で見たお告げで大幅変更をしたりもする。

 一篇の長編の前段を書き上げて。
 暫く時間を置いて考えようとして。
 アイデアも浮かばなくて。ああ、ちょっとこれは重症だなあと思ってしまった。所謂、達成感と同時に味わう喪失感のネガの面だ。

 寝不足の夜勤明けに時間があった。
 ついついと書き出してみたら、これがすいすいと言葉が降りてくる。
 やはり自分は自動書記なのかと疑った。決して誉められたもんじゃないが、これも不思議にラストに繋がって行くんだろう。

 辻褄を合わせていきたいので、暫くのお待ちを。

コメント

コメントの投稿にはユーザー登録(無料)が必要です。もしくは、ログイン
投稿する