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ちょっと訊いてみたいのだ……

折り返しに掛かり、戦記物としての展開が多くなっていくわけなのです。
それで、こういう作品の読者(──がターゲットのハズ。何てったって宇宙戦艦モノのパロディだからね)は、どういう終盤の展開を期待するものだろうか?

僕はこの手の作品、やはり終盤は怒涛のフラグラッシュとその回収が〝定番〟という作品で育った手合いです。
満身創痍、大破を通り越してスクラップと化した艦の中で、ある者は主張を声に出して逝き、ある者はあっけなく……、ある者は悔しい思いを飲み込んで何も言わず、または涙を流しながら、それでも選んだ道を、仲間たちが最後まで進むために斃れていく……。

そういうものがこの手の戦記物が迎える終焉の定番だと、わりと普通に刷り込まれてたりしてまして、……まぁ、〝鬱〟な展開ですよね。。。

旅の結果、というか成否に関わらず。


読者の皆さんはどう思ってるのかな? どんなふうな話を期待してるのかな?
ちなみに書き手の視点ではどうだろう?

白状すると、僕は今回の作品で民間人の子供が犠牲になるシーンを描いて、その後味の悪さに、正直、ちょっと嫌になりました。
同時に、プロの脚本家や小説家の人はすごいと思いました。
──『ふしぎの海のナディア』で機関士のフェイトさんが犠牲になるシーン、あれは衝撃的だった……。アニメ観てて、お通夜みたいな状況になった……。


読んでくださっている方が期待している展開とか、同好の書き手の方の意見とか、訊いてみたいです。

4件のコメント

  • いかん。
    WEB小説では鬱展開はNGだということを今日知ったのでした。

    そうなのか⁉
    ……そうだったのか。
  • はじめまして、ラテさん。
    企画に参加したもってぃです。できれば参加作品(そこそこ長編になっていてごめんなさい。しかも序盤はつまんないです……/汗)も読んで頂ければ嬉しいです。

    ご意見の方、ありがとうございます。
    確かに鬱エンドは嫌ですよね。
    参考にさせて頂きます。(自分もハッピーエンドは好きなのです。)

    物語としてもそうですが、展開や演出としての鬱なシーンも、作品によって(本作はそうですが)必要だと思うのですが、いざ描いてみると、結構キツイところがありました。
    そこらへん、書き手の皆さんはどう消化してるのかなー、なんて思ったので訊いてみた次第です。

    今後ともよろしくお願いします。
  • はじめまして、蔵沢秋です。『桜吹雪に鋼鉄の楔』のフォローありがとうございます……っていう挨拶普段あんまりしないんですが、丁度近況ノートのここ見かけて、似たようなことで悩んでそうだな~と思ったので。

    皇女と候補生と航宙軍艦 カシハラ号、とりあえず35話まで読ませて頂きました。

    結論から言うと、ここまで硬派なら下手に媚びようとする必要はないと思います。もちろん、だから欝にしろって事でも無いですが、おそらくもってぃさんが悩んで出した展開が正解でしょう(凄い綺麗事っぽいですが……)。

    この作品において、必要だと思ったなら”欝”にするべきです。おそらく”欝”展開自体が好きなのではなく、それに対する残ったキャラクターの反応が好きだし、必要だと思ったんでしょう。同じ手合いです。

    子供が亡くなるシーンにしても、その後にちゃんと苦しんでる描写がありましたし、そこに人間味もありました。最後の方までこの小説を読む人ならば、そういう展開になったから読むのやめる、と言う事はないと思います。

    欝なシーンを書くのが辛いのは、武器です。苦悩する登場人物に無理なく共感できるので。
    何も考えずただ殺すのではないから意味のあるシーンになると思いますし、確かにWEB小説だと受け入れられないにくいかも知れませんが、言っちゃなんですがそこに関しては今更だと思います。

    もってぃさんが一番読みたい、一番盛り上がると思う展開が、読者の期待する展開です。

    欝展開だから読むのやめる、と言ったタイプの人が読む作品ではないですし、欝展開が駄目、は基本一般論で、おそらくこの小説読んでないor読まない人の意見です。気にする事はないでしょう。

    ……まあ、それでも気になっちゃうもんだと思うんですけど。少なくともこの作品では、欝展開はNGって言うのを意識するべきじゃないと思います。

    それを意識するのは、この次の作品からで大丈夫です。
    新しいの書こうとしたら、間違いなくWEBで受けるかどうかの観点が最初からある上で考えると思うので。


    この作品で、必要だともってぃさんが思うなら、欝展開でも良いと思います。
    何度も言いますが、やれと言ってるわけじゃないです。やるなとも言いません。

    もってぃさんが一番だ、と思う展開が、読者の読みたい展開になるだろうと思います。

    ………って言うのを僕は最近自分に言い聞かせてます。

    長文、失礼しました。


    PS コトミが可愛いって言われてたのは、そこまで読んで初めて人となりがわかる女性キャラが出てきたからだと思いますよ?作品全体から生じるギャップ萌え?
  • はじめまして、蔵沢秋さん。
    とても響くコメントをありがとうございます。長文は大歓迎です。

    『皇女と候補生と航宙軍艦 カシハラ号』、第1幕までを読んで頂いたとのこと、重ねてありがとうございます。
    投稿話単位ですと盛り上がりに欠ける作風なので、まとまった分量を読んで頂け、とても嬉しく感謝しております。

    コメントの方、とても真摯でモチベーションが上がります。
    はい。鬱展開の描写が好きではないです。
    物語を通して登場人物の成長を描くのに、そういう展開が必要かと考えたのは、蔵沢秋さんの『桜吹雪に鋼鉄の楔』とも共通でしょうか。
    そういうジャンルですし。
    (──『桜吹雪に~』読み始めました。基本のシノプシスというかフレーバー?が似ていてびっくりしました。まさか姫君の設定年齢まで一緒とは/笑)

    確かに、蔵沢秋さんや他の読者様も言うように、そもそも流行りの作風目当ての読者様は「この小説読んでない or 読まない」でしょうから、そういう方向に媚びるのは意味ないと、あらためて思いました。

    子供が犠牲になるシーンについてのフォローもありがたかったです。
    ただ描いていて、問題のシーンを際立たせる(というか盛り上げる)〝演出〟だけを考えて、少年に帽子を被せるシーンを追記したときに、殺すためだけに生み出したわけだよね……、といたたまれなくなったのは事実です。

    こういうところも飲み下さないと、発信できないですよね。

    ありがとうございました。
    これからいろいろと交流させてください。
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