折り返しに掛かり、戦記物としての展開が多くなっていくわけなのです。
それで、こういう作品の読者(──がターゲットのハズ。何てったって宇宙戦艦モノのパロディだからね)は、どういう終盤の展開を期待するものだろうか?
僕はこの手の作品、やはり終盤は怒涛のフラグラッシュとその回収が〝定番〟という作品で育った手合いです。
満身創痍、大破を通り越してスクラップと化した艦の中で、ある者は主張を声に出して逝き、ある者はあっけなく……、ある者は悔しい思いを飲み込んで何も言わず、または涙を流しながら、それでも選んだ道を、仲間たちが最後まで進むために斃れていく……。
そういうものがこの手の戦記物が迎える終焉の定番だと、わりと普通に刷り込まれてたりしてまして、……まぁ、〝鬱〟な展開ですよね。。。
旅の結果、というか成否に関わらず。
読者の皆さんはどう思ってるのかな? どんなふうな話を期待してるのかな?
ちなみに書き手の視点ではどうだろう?
白状すると、僕は今回の作品で民間人の子供が犠牲になるシーンを描いて、その後味の悪さに、正直、ちょっと嫌になりました。
同時に、プロの脚本家や小説家の人はすごいと思いました。
──『ふしぎの海のナディア』で機関士のフェイトさんが犠牲になるシーン、あれは衝撃的だった……。アニメ観てて、お通夜みたいな状況になった……。
読んでくださっている方が期待している展開とか、同好の書き手の方の意見とか、訊いてみたいです。