『深層の令妹 ζ(*゚w゚)ζ』1章『伊宮奉双譜』投稿完了しましたっ。
https://kakuyomu.jp/works/1177354054881205412小説をネット公開するのは初めてのことなので、本当に誰かに読んでもらえるのか不安でしたが、杞憂だったようで幸いです。
とくに★やレビューをくださった方には、大感謝です。
『深層の令妹 ζ(*゚w゚)ζ』を思いついたのは、たしか2016年3月下旬のことでした。序盤を書きおえた異世界召還物をいったん止めて、気分転換に初めてみたネタだったように記憶しています。
その時、意識したポイントは3つありました。そろそろ忘れそうなので、ここにメモしておきます。
(ほぼ)セリフだけの会話劇であること。
アニメやマンガと比べて構成要素の少ない小説において、さらに地の文まで削ってしまうのは基本的にはデメリットしかないのですが、それでも一度やってみたかったのですよね。
ストーリーの構成やキャラクターの造形というのは、存外フォーマットに縛られてしまう部分が大きいのですが、そういうリミテッドな造り方は私にはむしろ相性が良かったみたいです。
あと地の文がないからこそ使える技がいくつかあるので、少しずつ決めていければと思っています。
事件解決物であること。
私は元々、クライマックスから逆算してストーリーを組みたてていくタイプなのですが、これはギリギリまで切り詰める重い造りになりがちです。
また思っいてたより自分の趣味として、小説を書くことが定着してきたので、短編としてオチがありつつ長編のネタも仕込んでいける、事件解決物に挑戦してみることにしました。
あまり先のことは見過ぎないようにはしているのですが、それなりに長く続きそうな予感がしています。きっと……!
人工知能ネタであること。
作中に「β5」という人工知能が出てきますが、これはもちろん囲碁のトップ棋士に勝ったアルファ碁をモデルとしています。
アルファ碁はディープラーニング(深層学習)という技術を使っています。実は2015年夏頃にディープラーニングのドロップアウトという手法をネタにしたSF短編を書いたのですが、ちょっと凝りすぎて自分でもよく分からないものになってしまったので、そのリベンジを果たしたかったというモチベーションがあります。
そのため、人工知能ネタはなるべくフレーバー程度に抑えたつもりです。そしてこの先は、しばらく人工知能というよりは認知系の方に、話が広がっていくことになりそうです。
さて、明日の更新から2章『灼け焦がれた涙』に突入です。
なるべく週一更新で続けていきたいと思っています。これからも名塚兄妹の物語にお付き合いいただければ、とても嬉しいですm(_ _)m