先日、『Non-Stop Comedy「LAUGH IS MONEY」』という言葉を発さないノンバーバルのお笑いイベントを見てきまして。
普段は言葉を発している芸人さんたちが言葉を使わないでジェスチャーやマイムといった動きで芸を披露したり、喜劇を演じるという内容だったのですが、面白いのは大前提として言葉がなくても動作や表情でこれだけ伝わるものなんだなぁと興味深かったです。
演出をしていたのがGABEZ(ガベジ)という、東京オリンピックの開会式でピクトグラムのパフォーマンスをしていた二人組で、この方々、海外公演を色々していて賞も受賞されてるという世界を股に掛けるパフォーマーなんですよね。
実際、やっている芸も実はすごく高度なテクニックが必要なものばかりなんですが、「日本人ってパントマイムを漫才やコントより一段低く見てるとこないか?」と個人的に何となく感じていて。
この手の芸は日本よりも海外の方がウケている気がするんです。
勝手な私の推測ですが、そこには多民族国家かそうじゃないかというのが大きく関わっていて、使用している言語が多い国だと言葉の関係がない芸は幅広いヒトが楽しめるからだろうなぁと……。
あ、別に政治的な話とか多様性とかそんなことを言いたい訳ではないです。
単純に日本語を話すヒトが大半を占めていると思われる日本では、日本語を使った芸事の方が伸びるのは必然であって、言語そのものが違うからジェスチャーをしたり、少し大げさに表情や動作で感情を伝えようという文化が育ちにくかったのが、芸のいちジャンルとしてマイムが認知されにくいことの背景にあるのかもしれないというだけの話です。
その国の在り方とお笑いの育ち方って結構密接だよなーと、舞台を拝見しながらしみじみしておりました……。
そんなこんなで、ありがたくも頂戴しているレビューコメントへお礼の近況ノートを綴らせてくださいませ!
遅くなって本当にすみません!
☆春野 セイ様
https://kakuyomu.jp/users/harunosei『わたしもBL好きを公表している身として、もも様のオススメ、すっごくためになります。
しかも、自分が知らない作品ばかりで、うひょーな世界です。
どれだけもも様すきなんだ、とご紹介されている文章を読んでそれがひしひしと伝わってくる。
ありがたや。
ぜひ、BLとは何かを感じ取っていただきたいです』
BL好きな方にそう言ったいただけるの、めちゃくちゃ嬉しいです!!!
毎月BL予算を決めてるのに赤字を叩き出してる甲斐があったなぁと思ってます。
もう本当アレですよね、毎月毎月どれぐらいの新刊が出ているのかさっぱり分かりませんが、ひとつのジャンルとしてすっかり認知された感があります。
昔はおおっぴらにはとてもじゃないけど言えない……みたいな空気感があったように思うのですが、今じゃ地上波のテレビでドラマ化したり映画になったりしてるほか、少女マンガ雑誌にBL的な関係性のキャラが登場したりと、すっかり明るいところに出てきたなぁという感があります。
芸能人やアーティストの方でもBL好きを公言していたりするのを見ると、これまでひた隠しにしてきた諸先輩方はヒヤヒヤしているんじゃないかとか色々想像しますが、これもまた、SNS時代だからこそな気がします。
自分ひとりだけと思っていたのが、SNSでハッシュタグ検索をすると思っている以上にBLが好きという方がたくさんいらっしゃって、なんとなく「あぁ、ここでは自分の『好き』を言ってもいいんだ」みたいな感覚になるというか。
顔も見たことないしどこに住んでるのかもはっきり分からないというのに、投稿内容を読んで「え、〇〇先生好きな方がいた!」「そうそう、あの作品のあの構図は悶えましたよね!」みたいな感じで、自分の抱いていた気持ちを共有できる仲間を見付けたような感覚。
きっと皆さん、それぞれに解釈があって、思い入れのあるコマやセリフ、仕草なんかがあると思うのです。
でもなかなかそれをリアルに言い合える関係のヒトを見付けるのは難しい。
私もそのお気持ち、分かるところがあります。
なので、このエッセイもとい読書感想文を書くことにしたんです。
だって、自分が食べておいしかったものはヒトに勧めたくなりませんか?
価格の割に凄く良かったものは、いいモノがあるよと言いたくなりませんか?
ヒトの持つ本能として、好きなものって布教したくなりませんか……?
なんなら伝えた相手が興味を持ってくれた上にずぶずぶ沼にハマってくれた日には、【歓迎~BL沼へようこそ~】の横断幕を掲げてお迎えしたいじゃないですか!
『好き』が多様化するあまり相手に対して狭量になるという意味不明な事象も時には起きるかもしれませんが、その時はお互い平和的にそっと距離をとるとか、とことん膝突き合わせて良さのプレゼン合戦をすりゃいいんだと思ってます。
だって、どちらも根っこにあるのは『好き』の気持ちなんですもん。
そんな訳で、まだまだ神棚に奉納したい作品がありますので、ぼちぼちこちらも更新して参りますね!
春野さまはいつも精力的にどんどん作品を公開されているのが毎回凄いなと思っていて、ジャンルもホラーやミステリー、恋愛にエッセイと多ジャンルに渡ってるんですよね。
「え、いつの間に公開されてたの!? これまだ読めてない!」という作品もたくさんあって全然読むのが追い付けてないのですが(焦)、『謝らないえんぴつ』という作品がこれまた秀逸でして!!
三人称で淡々と書かれているのですが、900字にも満たない分量の物語の中に男女の関係における愚かさや冷淡さがぎゅっと凝縮されています。
あっという間に読み終わるのですが、読後に感じる物悲しい余韻をぜひご堪能いただきたいです……!
改めて、この度は嬉しいレビューコメントをありがとうございました!