桃本もも

1話1ページで完結する、百合小説です。 どのお話からでもお気軽にお読みください。

普通に恋をして、普通に結婚して、子どもを授かって―― それが普通の「幸せ」らしい。 そんな「幸せ」ならなれなくてもいいけど、憧れる気持ちすらまったくないことが少し悲しい。 い…

うさぎが好きだ。 大好きだ。 うさぎのためなら死ねる。 そんな人間のエッセイ。 もしくはうさぎへのラブレター。 カクヨムWeb小説短編賞 令和の私小説 己の過剰な偏愛

やる気も向上心もない帰宅部員の丹治真凛は、イベント好きな三保ほのかの一生のお願い(3度目)に負け、文化祭で移動式コーヒースタンドを出店することになる。 コーヒー好きというよりもた…

頭の中でごちゃごちゃと散らかっているものを放出する日記帳のようなものです。 心の整理のために書きます。 読んでほしいような、読まれたら恥ずかしいような。 人生に悩みまくっているの…

　高校一年生の雪野は、友だちとの付き合い方に悩んでいた。 　ある昼休み、いつもお弁当を食べているグループから抜け出し、校内でひとりになれる場所を探していると、ガラス張りの温室を発…

お菓子作りが大好きな高校1年生、初鹿野かさね。 かさねの趣味は、『ミント』という名前で手作りスイーツをSNSにアップすること。 高校生になってからはじめたSNSは好評で、いいねも…

小学4年生の男の子、リョウくんは、なぜだか最近おばあちゃんが鬱陶しくてたまらない。 昔はおばあちゃんっ子だねと言われるほど、大好きだったのに……。 KAC2021お題『尊い』

うさぎのさくらは13歳。 そろそろ寿命を迎えようとしていた。 そんなさくらの前に現れたのは、うさぎの姿をした神さま。 神さまはさくらにこう言った。 「死んでもいいのか？ この…

ある地方都市のショッピングモールの駐車場には、観覧車が建っている。 高校生の梅津かえでにとって、その観覧車は家族の思い出のつまったものだった。 しかし、老朽化した観覧車は取り壊さ…

『ハチミツ色の絵の具に溺れたい』番外編 高校生になった茜谷まほろ。 新入生に向けた部活動紹介で、そっけない態度を見せた美術部の部長のことがやけに気になってしまう。 他の部活は…

大学生になったばかりの梅若佐保には、ひとつだけ悔やんでも悔やみきれないことがあった。 高校で唯一仲良くしていた美術部の後輩、茜谷まほろが事故に遭うきっかけを作ってしまったことだ…

二年前、愛するうさぎ、モカを看取ったわたし。 月とコーヒーが、わたしとモカを繋いでいてくれる。 香鳴裕人様主催の自主企画『同題異話SR』参加作品です。