モグラノ

人の想いは言葉で語り尽くせるものではない。それは何文字、何万文字あろうとも同じ事である。だったらそれが140文字だとしても同じ事なのだ。

世界は探偵を必要としていない。 そんな現実に打ちのめされた守屋呈は、自ら謎を作りあげる黒幕への道を歩みだす。 謎さえあれば探偵は輝けると信じ、舞台を整えるべく、犯人を仕立てあ…

　悪代官と越後屋。江戸より伝わりし悪しきビジネスパートナー。 　高校生の越後信之助と大河原重吾の二人もそれに近い間柄だった。頭担当の越後、力担当の大河原は互いを利用して上手く立…

「世界の伝統料理ベスト100」の1位に日本のカレーが選ばれたのも記憶に新しい昨今。カレーは世界を救う、と信じてやまないカレーオタクがいた。死の間際に勧める物もやはりカレー。この男…

婚約破棄が一度だけと、誰が決めた。婚約破棄されたなら婚約破棄し返すんです。しかし、そこには薄汚い探偵の入れ知恵があるやも知れません。 かくして探偵は世界に恨まれる存在になったの…

探偵と出会った。 その探偵は自らを悪魔と呼んだ。そいつの所業は子どもから玩具を奪い、人を騙す手伝いを強要し、あまつさえ犯行予告までする始末。なるほど、悪魔だった。 褒められた…