かつて、30年前か、20年前くらいまでだと思うのですが、ハイファンタジーというのはそれはそれは心躍る、夢幻の響きを持っていました。
当時は「世界設定がしっかりした、幻想的な、ギャグ要素の少ない」作品の事を指していて、「ハイ」という単語が示唆するような、ちょっと高尚な雰囲気を漂わせていました。
いつの間にか、意味が変わってしまったのですね。今では「現実社会と接点のないファンタジー」という意味なのだそうです。
これまで「自分の作品はハイファンタジーを名乗るほどのものでは……」と思っていたのですが、「待てよ、この定義なら正々堂々ハイファンタジー名乗っちゃってよくない!?」と気づきました。
というわけで、
- 「水盤」
- 「竜の創造の顛末」
- 「魔女集会で会いましょう」
これら三作品が「ハイファンタジー」のタグ付けされ、大手を振って「ハイファンタジー」の仲間入りを果たしました。
言葉って変わるもんですね。