山谷麻也

日本の野球はさまざまな選手・ファン層によって支えられている そのことを忘れ、時に独立リーグを見下す関係者も多い 地方の一野球ファンが鳴らす警鐘

土曜日は午前中だけ授業が行われていた時代、筆者は忘れがたい体験をした。土曜の夜、山奥の学校で繰り広げられる、ある教員との交流。つい心を許してしまった筆者に待っていたものとは‥‥

ラジオにまつわる思い出集。ラジオはいつも庶民の身近にあった。

『現代若者事情』（Amazonペーパーバック・電子書籍）収録『女子高生Ｙ』の姉妹編。ＸとＹは同級生。 ＸもＹも学校では孤立していた。息の詰まるような毎日だが、ともに生きていること…

闇バイト事件の背景を考えてみました 犯罪は世相の反映ですね

政治家などに多用される言葉がある。安全で便利だが、真意は伝わってこない。常套句の落とし穴にご注意を。

父親の従弟が村で転落死した。なぜ危険な場所に行ったのか。背景には、農林業政策に翻弄され続けた農家の厳しい現実があった。

10月５日に亡くなった料理評論家・服部幸應先生を偲び、素顔を記録しておきます。

情報化は現代人の生活を豊かにした反面、様々な弊害を持たらしている。原因のひとつは業界のコンプライアンスの欠如。身近な例から、その問題点に迫ってみた。

盲導犬同伴者の入店拒否が跡を絶たない。大半は無知から生じたもので、個人的な好き嫌いに任せて行動に出ている。共生社会はどこまで進んでいるのか、実態をレポートしてみた。

地球温暖化どころか地球沸騰化が進んでいる。身近なところで気温の上昇 を検証するとともに、若き環境活動家グレタさんの叫びがなぜ届かなかったのか考えてみた。

犬は暑さに弱い。肉球のやけどを防止しようと、盲導犬に靴下を履かせるが脱ぎ捨ててしまう。最近の猛暑、素足で散歩に出た結末は…

かつて、夏の風物詩だった「夕涼み」。床几・団扇・蚊取り線香が三点セットだった。 田舎で、あの懐かしい光景が消えゆく過程に、思いを致しました。

和製ピンクパンサー・粕原（かすはら＝仮名）さんも寄る年波には勝てない。友人に付き合い、デパートのシルバー用品コーナーに出かけた。そこで久々に会った知り合いは、同じマンションで起き…

粕原洋子（仮名）さんはこのところ、おとなしくしている。ファミレスから無礼のお詫びに食事券をもらってので、外食の機会が増えた。 今日も店にはいろいろな客がいる。男に話しかけられ、気…

粕原洋子（仮名）さんの少女期、下着に穴が開いても買ってもらえないほど貧困だった。いつしか万引きの味を覚え、現在、地元のデパートでは和製ピンクパンサーの異名をとっていた。 しかし、…

粕原洋子さん（仮名）は、消費者として苦い経験を積んでいる。しかし、弱者は学ぶことによって強くなれる。 粕原さんに消費者人世の集大成ともいうべき事案が起きた。粕原さんはこれまでの教…

Yはママと弟の三人暮らし。家庭は貧しかった。一方、ママの妹はお坊ちゃんと結婚し、裕福な生活を送っていた。実業家の叔父さんはＹと弟の学資を出してくれたが、Ｙは叔父さんの描く絵のモデ…

サイバー警察はネット空間をパトロールし、犯罪の取り締まりにあたる。日本では学校でも深刻なイジメをはじめとするハラスメント事案が激増、このため特別に専門部署も設けられた。スクール・…

四国の田舎にも人の出入りはあった。中でも三番叟まわしは徳島生まれの伝統芸能だった。ただ、人形を怖がる子供もいた。また、ほかの地域同様、薬売りもやってきた。いろいろな薬が薬箱に入っ…

四国の山奥は陸の孤島、文化はてる地だった。ここで純粋培養された子供たちは外界に一歩踏み出すと、カルチャーショックを受けた。しかし、主人公の隆も、その従弟も幼少時から文化の香りは嗅…

少年探偵・隆の級友に妹の世話をしている女の子がいた。父子家庭だった。明日は妹の遠足という夜、気が付くと大好物の卵が一個もなかった。遠足から帰り、うれしそうに報告をする妹だったが、…

村の少年探偵団のまわりで、不思議な現象が起きていた。野山から昆虫や動物、鳥たちが減った。たんぼのヘビは元気がなくなり、カエルやドジョウも姿を消した。雑木林は杉林と化し、山火事の煙…

少年探偵たちの通う学校には分校があった。ある日、分校生がひとり用事で本校に立ち寄った。分校生は初めてソフトボールも体験した。本校生に取り巻かれ、質問攻めにあううち、緊張から分校生…

犬猫が主役です。昔から人は簡単に、犬や猫を捨ててきました。隆が少年探偵の時代にも、学校に捨て犬がいました。虐められっぱなしだった犬が、ある日、逆襲に転じます。生徒を噛んだので、犬…

三足村の権蔵爺さん夫婦が、湯治場通いを始めた。聞いてみると、村に温泉が湧いた、という。村の衆は初耳だった。少年探偵団が後をつけると、冷たい谷の水に浸かり、寒風吹きすさぶ岩の上で寝…

四国の無医村に医者が赴任してきた。医者は往診のためにスクーターを買った。少年たちがテレビで見る、ヒーローの乗り物だった。学校の帰り、村の山道に停められていたスクーター。調子に乗っ…

主人公の隆は子供の頃、病気になると村のまじない師に連れて行かれた。日本の田舎では長く、加持祈祷が病人の支えになっていたのだ。 隆のクラスメイトの母親が、村人の祈りも空しく病死した…

戦後しばらく、日本は食糧難だった。学校には欠食児童があふれ、最悪の栄養状態にあった。そんな学校に降ってきたのが、肝油ドロップだった。小学生に支給されたが、中学校と同居するケースが…

昔、生徒にはいたずら好きが多かった。それを真に受ける教員がいて、ちょっとした事件に発展することもあった。叱り心頭の教員だが、一向に名乗り出る気配のない犯人。ついに、少年探偵・隆の…

隆の家に眠っていた貴重な文化財を、地元大学の教授が発見した。二匹目のドジョウを狙う、となりの権蔵爺さん。しかし、教授へのサービス精神があだとなり、価値はゼロに。おまけに、教授から…

夏の谷川は子供たちの天国だった。権蔵爺さんの孫たちも加わり、子供たちは水遊びに興じていた。気が付くと、権蔵爺さんの孫娘の姿がなかった。隆たちはいたるところを探した。しかし、行方は…

村の嫌われ者・権蔵爺さんに愛鳥家という意外な側面があった。爺さんの巣箱が襲われ、ヒナが死んでいたことから、爺さんは本性を現す。しかし、隆と洋一にはどうしても、洋一の家の猫が犯人と…

田舎の少年たちに降りかかる数々の災難。試練を乗り越え、たくましく成長していく主人公らに、泥棒の嫌疑がかけられる。さあ、どうする？　少年探偵団。

Uターンを決心した私は、幼なじみの建築士に家の新築を依頼する。一家の期待をよそに、工事は遅々として進まなかった。しかし、建物が全貌を現し始め、驚きの連続だった。 落ちこぼれだった…

過疎化バスターズとして勇名をはせたキジのジキータ、サルのモンキ、イヌのドク。引退して怠惰な生活を送っていたが、みたび、あるミッションが舞い込む。文字通り、命がけの仕事だった。

過疎化で消滅した村に動物村を建設したジキータ、ドク、モンキの桃太郎伝説三銃士。実績を買われ、消滅寸前の動物村を救う依頼が来ます。

盲導犬を連れ、地元の酒祭りに参加する。やっとの思いで仲間と落ち合い、待望の試飲にこぎつける。しかし、主目的は知り合いの三味線を聴くことだった。演奏が終わり、とんでもないことに気付…

宝永四年、大地震と富士山大噴火のダブルパンチを受けた日本。苛政はますます人々を苦しめた。阿波（徳島）の山村で庄屋を務めていた谷貞之丞は、一揆へと逸る村人を鎮め、藩に直訴に及んだ。